8話:相性のよさとわるさ
土と水。
あの
いた!
いや、しびれか?
「やっぱ本物じゃないか。でもしびれるのか」
「お前の退屈をしのげる相手にはまだなっていない」
初心者から中堅ぐらいにはなった。
といってもそれは
「あんたが次元ホール以外にも手を伸ばしてルマリアを調べたおかげで現実世界でも雷は使える。相性にもよるが合法的な
戦いにきたわけではなさそうだ。
正直に言うともう次元ホールでのやり取りはうんざりしていた。
いつも本物の自分を隠し、水でできたクローンを使ってその場しのぎをしている。
水分がないと思うとおりにいかないから水を当たり前のようにはなてることを利用して
もちろんパスポートを使ってむかし海外で
「戸塚のまえで余計な戦いをしたせいでこっちが損をした。はやく帰れ」
仲間にはめぐまれていないのかやたら
戦ってもしかたないのに。
ルマリアも何を考えているのだろう。
人間世界をほろぼすとか異世界人にありがちな目的もいまのところなさそうだし。
俺たちがこんなのんきに次元ホールで語るとは。
もう結構長い期間たたかってるのか。
日常を取り戻すためには
それでも無益なたたかいは
ん?
2人は地中と空中から誰かくるのを察して攻撃を
「ちっ、外したか」
あの声は
ならあの空中攻撃は?
「おやおや。不意打ちとはずいぶんと余裕がないな」
「そりゃどうも。ひとの人生めちゃくちゃにしておいてのうのうと生きているお前よりはちゃんと死なない程度の攻撃にしておいたんだけどな」
どうやら
「あんたに
仕方なくのわりには殺意がこもった土のあつかいだった。
まるでアニメみたいに地面をトゲに変化させて
「
土使いとは知り合いでもないのか。
組んでるにしては変な戦いだからここは自分の心配をしたほうがよさそうだ。
土使いの地面攻撃は続く。
もう立てる場所はなく、この次元ホールでは岩や土がなくなって足場をつくった土使い・
「初心者だと聞いていたがおもいのほか水を使いこなしているのか」
「もう中堅だ」
は彼のほほには血の代わりに
おたがい本物はここにはいないか。
「このままじゃ文字通り
「さあ、どうかな」
次元ホール外に彼が
能力者のついせきはなるべく入念に行っていた。いつ戦ってもいいように。
まさか向こうも土クローンを使っているとは考えていることは一緒か。
考えているうちに
「へえ。本物じゃないのか」
お前が言うか。
おそらく向こうも本物を探している。
もうごまかせないが風使いがこちらに加勢する可能性と
「戸塚。お前ともここで終わりだ」
元々したしくなったつもりはないが今から使う技で
どうやら土使いも周りの土を増やして何か起こそうとしている。
クローン同士で水の剣と土のメリケンサックで
こんなのは茶番だ。
さあ、本物と出会うのはどっちだ!
土と水を自分自身の周りにふやして大技をねらいながら本物を探す。
--
目の前にいる
俺が現役時代に何かと上から目線で成り上がるためならリング外での心理戦も部下を使った
「くそっ!あの野郎!またつまらない試合で勝ちやがって」
SNSを上手く使えなくてマネタイズやらなんやら出来ないまま普通に試合で負けてモチベが下がり、高校生活も終わりをむかえるころだったので真剣に進路に悩んでいた時にアンチコメントもあって最悪の状態だった。
その時に見たホラー映画を真似してアンチ全員を呪いでしまつできないか考えるなんて馬鹿なことまで考えてしまうほど
結果は聞かないでほしい。
軽量も思うとおりにいかず、もう二度とこの世界に関わらないと
そこで特に目的もなくさまよっていた俺の前に次元ホールがあらわれ、そこで俺は風をあやつれる能力を手にした。
そして現在!
「
水使いをねらわない雷使いはいない。
フィクションでは水と雷は
だが風はどうだ?
もちろんその時は圧倒したがなにか光がこちらをかすった時に
「光も使えるのか。だからなんだ。風のにおいでわかるんだよお前の攻撃は! 」
俺は自分の中の風と次元ホール内の風をふくらませて防御と攻撃を両立させる。
光対策を行うためにひたすら
雷は風で
もともと誰も信じてなかっただろう?
お前ら!
すると
「「かんがえることはおなじか! 」」
俺と
「お前は俺のことを覚えていないだろうがこのまま死んでもらった方がいい恨みを晴らし方になるかもな! 」
つ ち つ か い と く め
か。
そういえば
あの水使い・
ま、誰も俺は裏切ってない。
でも
お前みずくさいぜ。
俺もふくめて殺すつもりだなんて。
俺と
--あらたな戦い--
って結局みんな次元ホールの外か。
そのわりには妙なホールにたどりついているが。
「
「俺が守るべき雷使い様のためだからな」
そういいつつ全員殺そうとしていていたのだが。
すると
そしてルマリアがあらわれる。
「やっと計画にはいれる」
「やっと命令してきたやつの顔がみれたか」
「お前がいっていた対策ってこの土使いかよ!
このホールが次元ホールではないことも、クローン合戦が続いていることも忘れて4人は戦いの
だが命令主のルマリアの様子が少しおかしい。
「この次元ホールは一応人間世界ということになっている。でも次元ホールは次元ホール。いつも通り戦ってもらっていい」
そこへもうひとりルマリアそっくりのモンスターがあらわれた。
「ルマリア!やっと見つけたぞ」
よくみるとルマリアは怪我をしていて、もうひとりのルマリアと似た見た目の男につかまれていた。
「ルマリア!何があった!その汚い手をはずせ! 」
しかし攻撃は受け止められた。
「ここまで強い人間を育てたとは。それでもルマリアの計画はあまい」
一体こいつは何者?
「私以外の
「ああ
やつは名前はとなえる。
「自己紹介しようか。俺はルサシス。ルマリア。君を探していた」
ルマリアを加えた5人のたたかいはこれからはじまるのだった。
次回・最終回!
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