第4話:天才と一般人
※一方
文化は知的生命体の特権か。
何度仲間と語らって、現実を生かされ、旅を続けてきたのだろうか。
楽しかった思い出はやがて悪夢となっておそってくる。
晴れにもいくつかあって半分
こちらの世界の話だから仕方ないけどね。
「ルマリア。また練習か? 」
いつも岩ばっかりもってきたえてばかりでこちらの会話は聞いてくれていないと思っていたのに。意外と紳士じゃないか。
「旅があきてしまったら生きる意味がないでしょう?いつ何が起こるか分からないからあなたが身体をきたえているように、私は私で異種族と話せるように言葉を繰り返している」
そうかとも言わないでだまって彼は去っていった。
ごめんね。なれないことさせて。私はあまりしゃべらない練習も必要だったかもしれない。
「ルマリア。人間世界に行けるかもしれないってだけで浮かれすぎだよ。それに何をしてくるか分からない知的生命体だぞ?殺されたらどうする? 」
おどしてるつもりは本人にないとはいえ友好的なそぶりがある人間がいる可能性をあまり否定したくなかった私は少し彼の言葉と現実を覚悟しておけばよかった。
「お前ら!早くここを出ていくぞ! 」
楽しい時間なんてすぐに終わる。
だから1秒も時間を無駄にしたくなくてしゃべりたくなる。
運良く私達は自分たちの住む世界にいる異種族によるなわばり
これだけならいつもの話。
その後は……。
「ルマ……リア……人間世界を……
はっ!
夢?まさか。
あの人間との相性なら
私が認めた彼ならこんな見張りをしなくても…。
ん?まさか?あんたは!!
※--
ルックスやSNSの拡散力で成り上がった人間だと思っていたが
ここは腹を
みょうな世界に入って力を手に入れたら他の連中に見つかってあっさりと死ぬ。
いやいや。
そんな運命認めるわけねえぇぇ!
だからこそ気になる事実から確認することにした。
考える間もなく速い
水状態の
仕込みは終わった。
とりあえず茨鉄は遠距離攻撃としてイルカの形をした
「飛び道具があるのか。でもそんな付け焼き
いくつもの雷を
「届かせるわけないだろ?あとリーチは俺が上なんだ! 」
「ぱっとしねえな。色んな意味で。はっはっはっはっ! 」
「なに?2つの攻撃からどうやって! 」
すぐさま
「
この次元ホールに助けられたとはいえ水の力は思ったよりも制限が多い。
相手も相手だしな。
あらゆる水分が
そして同時に
「あんたの
今のは雷じゃない?
さっきの
まさか能力は1人1つだけじゃないのか?
「下手な
最初の戦いで聞いた使い魔の声か。
しかし反応がなかったらしい。
その隙を
そこで
「これも
「しぶといやつだ。まだ攻撃してくるなんて」
それでもかすり傷は付けられた。
血も少し流している。
再び水蒸気から身体を作り
「しかたがない。ここで消えてくれ」
防御の隙もないまま巨大な光が茨鉄を
「ルマリアの手を借りる必要もなかったか。俺としたことが心配しすぎた。この
水の次元ホールがほぼ蒸発していた。
砂漠のオアシスがじつは
「完全に水分をうばえなくてもここまで
一人高笑いする若者だけがこの次元ホールにひびいていく。
「さてと。帰るか……」
土と鉄がまざった味が
うそだろ?
表情にそう書いてある。
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