第18話 詩『小さな恋』

 私にいつも「好き」と

 言ってくれる

 彼は小さな男の子だ


 はじめて出会ったのは

 公園のベンチ

 私が読書をしている時だった


 彼とお友達のボールが

 コロコロと転がってきて

 拾ってあげた事が

 キッカケだったね


 少しずつお喋りを

 するようになったある日

 公園に咲いている

 お花を摘んで

 私に「好き」と言ってくれた


 つぶらな瞳と

 幼い鼻とくちびるに

 本気の表情

 私は笑ってごまかせなかったよ


 今日、彼のお母さんが

「来週お引越しをするんです」

 と私に教えてくれた


 彼は砂場でずっと

 私に背を向けて、スコップで

 山を作っていたけれど

 帰り際、急に「また会おうね」

 泣きそうな顔でそう言った


 そうだね、いつかまた

 会えるといいな。





 今日は夢月さんから頂いたお題「①小さな恋 ②ピュア ③また会う日まで」を使って創作しました。


 小学校高学年の頃だったかな。低学年の男の子に「ヒニちゃんが好き」「結婚しよう」と告白されたのを思い出しました。

 友達はゲラゲラ大笑い。私もびっくりしたのですが、あまりにも真面目な顔で何度も言ってくるので笑う事ができず😅


 その時のエピソードと詩の内容は違いますが、気持ちを思い出しながら書いてみました。


 一緒に毎日更新中! お題をありがとう✨

 🔽夢月みつき様のマイページ

 https://kakuyomu.jp/users/ca8000k





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る