第11話 美人で無くでも、ちょっぴりモテる

 家人だんなは、ヒニヨルの事を「ぶさいく」と言う😂子どもの頃から親にもそういじられていたので、自分の外見は特に自信が無い。


 美人に生まれたかった! 可愛い人になってみたかった! と今でも思っているが、せめて自分くらいは自分の事を好きでいてあげないと……とポジティブに生きている。


 あまり表には出さないけれど、ベースはマイナス思考。なので、何かしらコンプレックスを持つ人に出会うと「あなたのこういう所は素敵だよ」「私はあなたのこの部分が好きです」と伝えてあげたくなってしまう。

 思ってもいない事は絶対に言わない。嘘を言っても、本人の心には届かないからだ。


 その結果、ヒニヨルは人たらしのような性格を習得してしまった。


 ところでヒニヨルは家人が大好きである。昨日は膝枕で耳掃除をしてあげた。新婚時代より今の方がふうふ仲は良い。

 たまに、愛に飢えたキコン男性を無意識に引っかけてしまうのだが😅私は家事、中でも料理が苦手なので、そんなに良いモンではございませぬ。


 私が尋ねると、いつも家人は「(ヒニヨルとのケッコン)失敗したぁ!」と答えるのであった(笑)


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