第11話
ゆえに、少し間を置いての肯定だった。
飲まなくても眠れる、は嘘ではない。
ただ、飲まなくても眠れる日がある、と言った方が正しいのだろう。正しい情報を伝えた方が良いのだろうか、とも思うが、このような情報はなんとなく瑣末な感じもする。なのでタクヤはどうしたらよいのか判断がつかず、そのまま黙したのだが。
「飲まなくても眠ることができる日もあるけれども、飲まないと眠れない日もある、ということですね。」
タクヤの些細な表情や態度を感良く月島は拾い、そのように言葉をかけてきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます