第19話 奴隷たちの勉強だってよ!

「では皆さん。とりあえずこれを使ってください。」


そう言い、ノートを一人一人に渡した。


「では1つ目。ステータスについてです。

ステータスとはなにか、あまり意識して来なかったのではないでしょうか。」


「あぁ。そうだな」

「そうですね」

「そうかもねー」


「ということでステータスとは何かと言うことを教えようと思います。

まず、端的にステータスとはSystemが定めたその人の限界値です。つまりステータスに囚われている限りSystemには敵わないということになります。

ではどうするか、それはこの世界のもう一つの理、【《神》】に手を貸してもらうしかありません。【《神》】は唯一Systemより上位の存在となります。まぁそれはまた後で。

ここまでを理解しましたか?図に起こすとこのようになります。」


説明がおわり、表を皆にラミエルは見せた。


───────────────────────

  【《神》】

   ↓

  System

   ↓

 神&邪神

   ↓

 天使&悪魔

   ↓

 精霊&星霊

   ↓

 聖獣&神獣

   ↓

  動物等

 

───────────────────────


「こんな感じになります。」


「へぇ~」

「びっくりですな」

「私達機械類はどこに入るのでしょうか?」


「いい質問ですね。機械類はSystemや【《神》】に属しておらず【人間】という種族に属しています。これはとても特殊な種族でして、Systemを作った種族になります。なのでどこにも書かれていないんですね。ただしステータスはあります。【人間】が総設定したので。」


「へぇ~そうなんですね。」


そんなこんなありながら勉強は進んでいった。



閑話休題勉強って辛いよねー


────────────────────

side...ラマナ 


「では次に、貴方たちの魂や本質について話しましょう。まず貴方達の本質は多重のエネルギー体によって構築され、それを受け止める肉体があるといったそんな感じです。そして、その名前はこれを見てください。」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

魂の本質と肉体の理論  


【従属生命体】

・肉体──エネルギー体を受け止める

・エーテル体──魔力を作り出す

・アストラル体──意識を肉体へ反映させる

・低位メンタル体──精神を司り、イメージを作り上げる。100%の力が出せるようになれば現実の物体をある程度改変できる


【本質生命体】

・高位メンタル体──精神を司り、イメージを創り上げる。100%の力が出せるようになれば概念すら歪ませかねない

・コーザル体──いわば霊魂。魂の受け皿

・ブッティー体──いわば魂。真なる我がある。意識なども作り上げている。

・アートマ体──魂の核となる部分。無駄な感情や想いを捨てればここのみとなる。

・モナド体──総ての成れの果てであり、総ての原点。【《神》】の一部。その形はまさに《光》そのものである。


まだ【《神》】は目覚めていない。。。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「このようになっています。」


とてもすごいですね。ここまで調べられているとは。さらに、私達の体の中に最上位存在の一部が使われているとは、。


「そんなもんなんだな!」


でも何故この話を?


「とりあえず皆さんには自分の原点を知覚してもらい、階位を上げてもらわなければなりません。そのための説明と、ダンジョン「星の記憶」です。」


なるほど。そういうことだったんですね。



「これで説明を終わります。ダンジョンの続き頑張ってください!」


「おう!がんばるぜ!」

「そうですなぁ」

「がんばるよ!」

「がんばります」

「頑張るよー」


「よし。じゃあ行きますか。」


「はい」×4


こうしてまた、ダンジョンに潜っていく。


───────────────────────


こんにちは作者です。

珍しく早めの投稿です。

ここまで読んでくれてアリガットウ!

また御愛しましょう。


ジャネー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る