第18話 奴隷たちの修行! ぱーと3

第三十層BOSS 【【不可侵の選定者】】


「やー、やっと三十層か。先は長いね。」 


「ええ。まったくその通りですな。」


「アローラさん。鸞鏡さん。そんなこと言っていたって終わりませんよ。」


「そう入ってもなぁ?」


「それもそうですよね~。ここは百階層あるらしいじゃないですか!」


「僕はそろそろ鍛えられる限界に近づいてきたと思うからさ、どうにかしないと多分百階層まで行けないと思うんだ!」


フェルが言うその意見は的を射ていた。

確かに彼らは伸び悩んでいたのである。


「なんかいい案無い?フロウラ。」


「私は特に無いですねー。」


「まぁ、とりあえず三十層のBOSS部屋の前だ。頑張ろうぜ!」


「そうですな!」


「では行きましょう!」


そして彼らは部屋に入ると一人佇んでいた。


「皆さんこんにちは。皆さんをこれから選定する【【不可侵の選定者】】と申します。

さぁ!戦いを始めましょう!」


「皆さん!あの者かなり強いですよ!警戒してください!!」


「そんな事言われなくたってわかっとるわ」


両者は構え戦いが始まった。


「とりあえず、様子見ですよ。【不可侵領域結界】!これを攻略してみなさい!」


「アローラ!行くぞ!おらっ【武王の拳】!」


「そうですな!行くであります!【竜星の破魔矢】! ひゅっ!いっけぇー!」


ガキーン!!

そんな音を立てて結界が壊れた。


「なんと!貴方たち二人で壊してしまうとは、予想以上に強いですな!それでは、、、」


「おっとそうはいかせないよ!術式開示、立体大魔方陣展開、圧縮魔方陣展開、呪文詠唱【闇。それは全てを侵食し調和する者なりて。光。それは全てを拒絶し調和する者なりて。我願う。この我名フェルにおいて願いを叶え給え。闇よ光よ。今ここに全てを侵食し拒絶せよ!】【禁忌魔術 闇光の破壊】!」


綺麗な魔法陣から一筋の黒い光が放たれ、不可侵の選定者へ向かっていく。


「うぬ?! それはマズイですね。止めさせていただきます。【夜闇を覆う領域】!」


そう唱えると不可侵の選定者の周りに盾が現れ防ごうと動いた!


「おっとそうはいかせませんよ!フロウラさん、やりましょう!」


「えぇそうですねー!」


「これでどうですか?【対神用、純光】!」


「これでもくらっときなさーい!呪文詠唱【忘れ去られた儚き古き過去。いつか消えてなくなるとしても、我が記録には永遠に残り続ける。そんな過去をいま!再現し、禁忌だとしても蘇らせよう!それが我にできる最後の神への抵抗。今ひびけ!】【古代記録魔法 古の魔法実験記録】!」


ラマナからはひろく輝く光がほとばしり、

フロウラからは、世界の終わりのような灼熱が不可侵の選定者の周りの盾を破壊した。

そして、フェルの光は、不可侵の選定者を貫いた!!!


「やったのか?」


「鸞鏡殿よ。それはフラグではないかね?」


「いや、生体反応がありません。確かにたおしましたよ!」


「わーい、僕たちの勝利だ!!」


「やりましたね!」


「やったー!!!」


「鸞鏡殿、フェル殿、覇者期過ぎでござるぞ!」


パチパチパチパチパチ

そんな音が響いてきた。


「いや~、よく頑張りましたね。ココが一つのターニングポイントとなります。貴方達に報酬を差し上げましょう。選択してください。」


「誰ですか?」


「私はダンジョン「星の記憶」のシステムを担当している、牧野英二と申します。皆さん報酬を選択してください。」


「どれだー?」


「これです。」


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報酬リスト


1、武器ーー強力な武器を差し上げます。


2、知識ーー強くなる方法をお教えします。


3、力ーー強力なスキルをあげましょう。


4、知識2ーー  の方法をお教えします。


以上です。

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「しっかりと考えて選んでください。」



「どうしようかね。いいと思うのは「2」だけど、本能が言ってるのは「4」何だよね」


「私は「2」を推します。」


「うーん。じゃあ僕は「4」かな?なんか惹かれるし」


「私も「4」ですねー。」


「私は「2」いや、「4」であるな。」


「まぁみんながそう言うなら良いでしょう」


システムがこちらを向いていった。 


「「4」でいいのですね。では勉強と参りましょう。ここでですね。あっ!教師は不可侵の選定者さんである、ラミエルさんにやってもらいます。」


「さっきぶりですが、よろくお願いいたします。」 


こうして彼らは勉強を始めることとなった。




────────────────────


皆さんこんにちは。作者です。

お久しぶりですね。

とりあえず、遅くなってしまってすいませんでした。

また、これからもよろしくお願いします!


ここまで読んでくれて

アリガットウ!アリガットウ!


それではまた御愛しましょう。

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