第3話 本当のハジマリ

今日は加護をもらう日だ。良い加護をもら得たらいいなーっと思いつつ加護をもらうための教会へ向かっている。 


「おーい ヨル!何ボーッとしてるんだい?」


「いやー 考え事をしてたのさ」


「ヨルそんな考えなくたっていいよ。どうせ貰える加護は運なんだから!」


「そうだぞヨル!」 


「でも、どんな加護が貰えるかたのしみじゃないか? 俺は楽しみだぞ!」


「まぁ 君たちどんな加護がほしい?」


「俺は剣士の加護か剣王の加護だな」


「ワタシは回復師の加護か聖人の加護ですね」


「僕は魔術師の加護か魔法師の加護だね!」


「私は知恵者の加護か叡智の加護だ。まぁでも君たちは勇者とか剣聖とかの特殊系統の加護は目指さないんだね」


そうなのだ。コイツラは何故か特殊系統の加護は欲しくないらしいのだ。まぁ、わたしも欲しくないのだが。

なんでか聞いてみると


「やっぱりねー」


「そうだなー」


「そうだねー」


「「「みんなで一緒に居たいから!」」」


「お、おう そうなのか。そうだな、いつまでも一緒にいような!」


「「「うん!」」」



しばらくして移動中喋り続けたぞー!



はい。今、教会に着きました。教会で加護とステータスについて説明があるようなので聞こうと思います! いろいろな人が来てるなー!


「では、私、神官がステータスと加護について説明しようと思います! それでは聞いてください!」


「「「「「「「はーい!」」」」」」」


「それではます加護からご説明します。」 


まぁ加護については前説明したので省いちゃうよ!(作者が書くのめんどくさかっからです。ごめんなさーい)


いろいろあって


「それでは次にステータスの説明をします。」


「わーい(^o^)」


「ステータスとはその人の名前、性別、加護、加護のランク、そしてスキルについて書かれたものです。

スキルとはその人が努力によって取った技能で練度に応じてスキルのレベルも上がっていきます。言ってしまえば加護は才能でスキルは技能です。

皆さんも頑張ってスキルを覚えていきましょう。これで説明は終わりです。次は加護の授与とステータス確認ができるようになる儀式です。それでは少し休憩です。」


なるほどな。まぁいま気にすることでは取り敢えずないな。

というかステータスはいますぐに確認できるのだろうか? まぁ考えなくていいだろう。


「おーい、ヨル! 僕は今の説明よくわからなかったけれどわかった?」


「ワタシは少し理解できましたね」 


「俺はネルと同じく理解できん!」


「私は理解できた。というか理解できてないネルとクロウは寝てただけだろう」


「「それはそうだけど悪い?」」


「はぁ、そうか。端的に言うと加護は才能でスキルは技能で、ついでにステータスは其れ等を確認できるものってことだ」


「なるほどな~」


「わかったぞ!」


「ホントかなー ワタシは理解できたと思えないですね!」


「「何だとー!」」


「まぁわからなくても生きてはいけるさ。さらに、実際見てみればわかるさ、うん」


「「「それもそうだね!」」」



しばらくして!!!待つはとても暇だー!!



「加護の授与を始めます!」


「「「「「はーい!」」」」」


さぁ、加護を貰う儀式だ。まぁ私たちの順番は最後だから少しゆっくりしていよう。

しばらくしてクロウの順番が来た。


「さぁ、次はクロウさん!」


「はーい」


「では呪文を唱えます。

【最初の神よ最後の神よ我らに祝福の加護を与え給え。広い世界の中、我らが存在はその役に立つ形をいまここに宣誓する】

神代継承呪文 加護の覚醒始まりの祝福

これにてあなたは加護が与えられステータスを開けるようになりました。あなたの加護は【勇者の加護】です! あなたは王国に引き取られ訓練することになるでしょう。

まさかこんなとこで、勇者と出会う事になるとは!!」


「わーい、勇者様の誕生だー!!」


「すげー!」


まさか、クロウが勇者だったなんて。

クロウ本人は嫌そーな顔をしているな。後で話しに行ってやるか!


「まぁ、皆さん落ち着いて。加護の授与が終わっていませんよ! では次にシロアさん」


「はーい」


「では呪文を唱えます。

(呪文省略!!! 何度もは書きませんby作者) あなたの加護は【聖女の加護】です。まさか勇者に続いて聖女も現れるとは!!」


どんちゃん騒ぎが起こっているため少し落ち着いてから


「次はネルさん。

(呪文省略!)あなたの加護は【賢者の加護】です。まさか君もですか! ほんとどーなっているんですか。」


「イェーイ!」


騒いだのて、落ち着くまでカット!


「では次にヨルさん。

(呪文省略!)あなたの加護は【神智無知の加護】とあらこれは珍しいですね。これはランクアップして性能が上がっていく加護です。さらに、あなたにはもう一つ加護があるようですね。加護の名前は【莉紋ク也阜縺ョ蜈?舞荳紋クサの加護】ですね。」



Systemより世界に対して対象名ヨルの加護【莉紋ク也阜縺ョ蜈?舞荳紋クサの加護】と【神智無知の加護】の隠蔽が行われます。

失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。失敗しました。再実行します。成功しました。。

これにより対象名ヨルの加護は【叡智と本と図書の加護】へと変更されました。

対象名ヨルのステータスに干渉。失敗。干渉を不可に設定しました。そのかわりの代行措置として鑑定不能、対象名ヨル以外に本当のステータスが表示不可となりました。

周りの聴衆と神官、世界の人々の記憶を改ざんしました。これによりSystemの干渉を終了します。



「なんだ! 頭がぁ! あっ治りましたね。ってどこまで言いましたっけ。あぁ加護のところまででしたね。あなたの加護は【叡智と本と図書】の加護です。あなたが初めての加護ですよ。こんなたくさんのモノを司る加護は。珍しいですね。」


おいおいっ なんかよくわからないけど何かがおかしい。私は少しだがSystemって聞こえて、改ざん、隠蔽って聞こえたんだが。

まぁ、ステータスを見ればわかるだろう。


「これにて加護の授与の儀式を終わります。お疲れ様でした!」


「終わったー」


「疲れたな!」


「あぁそして勇者、聖女、賢者の皆様は王城へ明後日行きますので準備をお願いします。これは王命となります。では終了!!」


なかなか大変なことになってきたようだな。

あぁこれからどうしようか。



──────────────────── 


???...side


あぁここに勇者や賢者、聖女がいるのか。我が主のためにも、ここで始末しておかなくては。明日仕掛けるか。さぁ、殺戮のハジマリだ!!


────────────────────


作者です。

皆さんこんにちは!! ここまで読んでくださりありがとございます。Systemやら不思議ちゃんやらを出しいろいろやってきていますが、楽しく読んでいただけたら嬉しく思います。ちょっと長かったですかね?

というわけで、皆さんありがとございます。

これからも応援宜しく!!

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