奈落…それは果てしない泥沼
最初のセレクトガチャ『職人』が終わった。
いまは、画面がまた『職人』『農学者』『狩人』で選択できるようになっている。
俺は、『農学者』を選択した。
「じゃあ、次は農学者を行きましょう」
『職人』ガチャでは、LRが2個、URは6個、SRが8個、Rが12個、Nが72個排出された。
LRには、鍛冶師が1人、鍛冶場が1つだった。
URには、鍛冶師が1人、鶴嘴、ハンマー、エプロンなどの(?/?)表示だったアイテムが出てきた。
たぶんこれがまんまこの鍛冶師の凸アイテムなんだろう。
SRは、ミスリルや宝石が8個だった。
RとNは、鉱石と食料がほとんどだった。
でも、出てきた鉱石はR 鉄鉱石、N 銅鉱石などのあまり珍しくもないものだった。
食料も、食材ばかりだった。
これで、傾向は分かった。
俺は、『農学者』を選択する。
ガチャ画面は、セレクト『農学者』ガチャへと変わった。
『てか、農学者って何?』
『さぁ?』
『農家ではない…んだよな』
『農学者…農学を専攻する研究者…だってさ』
『農学…農作物などの栽培技術や生産技術を学ぶことはもちろん、地球の環境変化によって生じる課題に対し、生物学や化学、物理学などの観点も含め研究に取り組みだと』
『サンクス』
農家が来るわけじゃないってことだよな。
研究者か。大丈夫かな。
「よし、回していくぜ。今回は、100連一気にやってそのまま『狩人』ガチャも行こう」
そこから俺は、ガチャを回していく。
結果として、『農学者』から『狩人』。
『狩人』から『職人』と言うサイクルで。
10周した時に、一度止めることにした。
『えーっと、これは』
『沼すぎる』
『ひどっ』
そう、結果は散々だった。
なぜなら、LRは1回につき2個出るが前回と同じではないこと。
つまり、完凸できない。
LRの種類がいくつあるか不明。
取り敢えず、現状手に入れたLRは10種類ずつ。
『職人』ガチャでは、『鍛冶師 マナスフィア』『料理人 クラセル』『服飾家 バルス・テイラー』『工芸家 ベルガ』『錬金術師 フィリア』とそれに付随した『鍛冶場』『レストラン』『ブティック』『工房(細工)』『アトリエ(錬金)』が出ている。
『農学者』ガチャでは、『農学者 ノア』『農芸化学者 クラース』『農業経済学者 ジョルジュ』『農業工学者ブロッサ』『作物学者バン』『育種学者ティーン』『昆虫学者グラス』『園芸学者パーナ』と『農地』『研究所』が手に入った。
農学者って、やっぱり農家とは違ったみたいだ。
寧ろ、なにがなんだか。
コメ欄が教えてくれたから助かる。
『農芸化学』が、農薬・肥料や、農産物の加工などを化学的テーマとして研究している分野。
『農業経済学』が、農産物の流通、食糧問題などを経済的テーマとして研究している分野。
『農業工学』が、農地や農業施設、農機具などを工学的なテーマとして研究している分野。
『農学』が、農業全般のことで特に農業を向上させるための技術を研究しいる分野で農作物を栽培したり、品種を改良するための技術を研究しているらしい。
多分、『農学者』が纏め役のような気がする。
農作物の栽培法を研究する『作物学』、植物の品種を遺伝的に改良する技術を研究する『育種学』、害虫の種類や生態を研究し、効果的な防除方法を研究する 『昆虫学』とあるらしい。
もう、何が何だか。
えっと、あとは『狩人』か。
『狩人』ガチャは、『弓聖 ディア・ミシア』『罠師 トラン』『レンジャー パルカニ』『猟師 ライアン』『ハンター ブッセ』がそれぞれ出た。
そして、それぞれに専用の弓や銃が排出された。
『罠師』に関しては、『トラップツール』と言う名の工具箱だった。
ちなみに、URからも同じ職業のキャラクターが排出されている。
「沼すぎますね、一旦ガチャを止めて邸に戻ろうと思います」
俺は、砂浜から邸へと戻る。
砂に足を取られながら歩いていく。
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恒常ガチャの隠れた有能キャラそれぞれ名前公開。
まあ、1人は確実におかしな称号が付いているのでわかりやすいかと。
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