3度目のガチャ。幼女の秘密の日記帳!?
俺は、ガチャ画面とにらめっこをする。
排出率がどこにも記載されていない。
これって、景品表示法違反では?
『景表法違反?』
『これは、通報レベル』
『イツキは、闇のゲームに囚われた』
『やば、魂獲られる』
魂どころか、異世界みたいなゲーム世界に囚われてるんだが?
「取り敢えず、どんどん回そう」
『おう』
『ファイト!イツキ』
俺は、画面を操作して三度ガチャを回す。
11連ガチャのボタンを押すと夜が朝に、朝が夜になった。
そして、流れ星が1つ流れていく。
1つか。
「おー、おー。凄い。何度見ても星降りは綺麗です」
『あー、1個だね』
『キラキラ1つ』
『ここまでLRはほぼ確定?』
『確かに』
『10連+1の+1がUR以上確定なんだっけ?』
俺は、排出物を確認する。
なにやら、『アエリア』がはしゃいでいる。
うーん、見た目的には5歳くらいの幼女だからそこまで頭の中まで退行してるんじゃないだろうか。
【N 水(ペットボトル)】
【N ぼろぼろの釣り竿(20/100)】
【N 石】
【N 水(ペットボトル)】
【N ?の肉】
【N ?の肉】
【N 石】
【R 普通のピッケル(100/100)】
【SR ショートソード(150/150)】
【UR 公爵家御用達 天蓋付きベッド】
【LR 『アエリア』の日記☆】
『アエリア』の日記?
それに、『☆』が付いてる。
これは、なんだろう。
俺は、波打ち際へと向かう。
キラリと光るものが見えた。
俺は、近づいていく。
確かに宝箱があった。
『『アエリア』の日記ってなに?』
『もしかして、凸アイテム?』
『お、遂に幼女が進化する?』
『幼女の秘密の日記はぁはぁはぁ』
『お巡りさん、こいつです。もう射殺しちゃってください』
俺は、宝箱の中身をアイテムボックスに仕舞って『アエリア』の元に戻る。
彼女は、目を擦っていた。
どうやら眠いようだ。
そういえば、ベッドが手に入っていたな。
俺は、アイテムボックスから公爵家御用達 天蓋付きベッドを出して設置する。
「『アエリア』さま、ベッドがあちらにございます」
「うむ…私は寝ます」
『アエリア』は、そのままベッドに潜って眠ってしまった。
『幼女の寝顔…くっ、見えぬ』
『おのれ、天蓋』
『よくやった、天蓋』
「はぁ、今これどれくらい時間経ちました?」
俺は、コメ欄に尋ねる。
だって、時間の感覚が掴めないから。
ガチャをする度に、空が朝から夜に変わるからもうわからない。
『え、1時間くらい』
『まだまだ、始まったばかり』
「そうなんですね、取り敢えず『アエリア』が寝てるのでガンガン引いていこうと思います」
俺は、ガチャを引くことにした。
てか、完凸って…凸MAXいくつ?
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