四十一 ~ 五十

四十一 ダジャレ信長



 織田信長公が東寺とうじのあたりを通りかかったときのこと。


 信長公が馬上でひたすら眠りこけていると、御伽衆おとぎしゅうぬま藤六とうろく野間のま藤六とうろく)が声をかけて起こした。


 目を覚ました信長公は、あたりを見回す。

「ここは、どこだ?」


「右は六条、この先は東福寺とうふくじですよ」


 すると信長公は、

「ああ、あの白壁(豆腐)か」

「といいますと?」

豆腐とうふ。なんちゃって」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る