第九回 はい、ゴローさん

 昨日の続き。

 冷蔵庫の色はオーソドックスに「白」を選ぼう。

 変にオシャレを意識して「黒」なんて選ぶと、夏場に地獄を見るぞ。

 ……はい、そうです。うちのは「黒」です。店頭に展示していたのと同じのをそのまま選びました。

 うちの台所、窓が大きくとってあって西日がドカッと差すんですよ。……もうおわかりですね。お昼過ぎから日の入り迄日光がガンガンに照らしてくれるのです。

 昨今の冷蔵庫は本体の外装パネルから熱放出するようになってますから、外装は常に熱を持っていたりするんですが夏場はそれが顕著で、場所によっては触れると思わず「あちっ」と声が出てしまうほどに。

 私は二重の意味で冷蔵庫のチョイスに失敗してるわけです。

 ダメじゃん。


 で、昨日ほどではありませんが、今日もけっこう切羽詰まっています。

 理由は言わずもがな、タイトルにしてるとある番組を見ていたからです。

 『ほんとにあった怖い話』

 今年で二十五周年だそうで。年一回になって何年経つのかなぁ?

 ……ちょっと調べましたら二〇十一年から年一形式ですね。

 私、最初のテレビ第一シリーズは見てたか覚えてないんですが、月曜日の放送枠になった第二シーズンはバッチシ見てた覚えがあります。

 「猫目小僧」風のアイキャッチが凄く印象的で、適度に漫画ライズされたゴローさんが大好きなんですよ(笑)

 そう、ゴローさん。

 この番組は彼とほん怖クラブの子供たちとのやり取りに尽きる。

 ほん怖クラブの子供たちの妙なキャラ立ちとか、再現ドラマも見所ではあるんですが、それ以上にドラマ後のゴローさんと子供たちのリアクションが面白かった。

 テレビ第一シーズンのスタートが二〇〇四年一月からなんだが、当時超が付くほどの売れっ子だったSMAP・稲垣吾郎さんを、言っちゃあ悪いが中途半端なバラエティのメインに据えるとか、フジテレビだからといえよくやれたよなぁ。

 楽しんで見ながら「なんで稲垣ゴローがこんな番組のМCやってんだろ?」って、ふっと我に帰ることが何度もあった(笑)

 二〇十九年から三年連続で十月に放送されて、「ほん怖は夏にやってこそだろ?」と憤ってたりしましたが、一昨年から無事真夏に放送されるようになり、納まるとこに納まったなと、ほくそ笑んでます(爆)

 毎回キャストがいいところを押さえていて、演出もベタな怖さをてらいなく見せていて、安心感あってよいですわ。

 これからも夏の風物詩として作り続けられるといいですなぁ。

 テレビに向かって「はい、ゴローさん」と子供たちと一緒に声を出し、「ほん怖五字切り」をやりたいのですよ。

 

 ではまた明日。

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