第16話 カットアップ Vol.1
物語に入る前に、「カットアップ」について説明する。カットアップとは、文学における技法のひとつであり、「裸のランチ」で知られるウィリアム・バロウズが好んで使用したことで知られる。
例えば新聞記事を一文節ごとに切り取ったものを、並べ直す。並べ直すことによって文章が再構築され、予想を超えたなにか良いものが生まれる。こうして生まれたのがバロウズの諸作であり、その単語の中には「ヘヴィ・メタル」といった。
さて、このカットアップは現在のAIと相性が良い。ごく簡単に、そしてよりランダムに再構築をしてくれるからである。AIでしょっちゅう遊んでいる筆者としてはどうしても試したくなった。chatGPTで「コレをカットアップして」で出来上がである。
というわけで、カットアップにて生まれたのが本作である。これまでに本シリーズで投稿した諸作をカットアップした。あわよくば本シリーズをまとめ、再構築する狙いである。しかして、出来上がりは……。
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冷たい水でうがいをしていた彼は、頭の中を無意味な言葉で埋め尽くしたくなるような気持ちに駆られた。その理由は明確ではないが、何かが彼の日常を狂わせたのは確かだった。突然の出来事が彼の平凡に見える生活を一変させ、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚が襲った。
目の前に現れたのは、エビの頭を持つ異形の存在だった。彼の心は恐怖と混乱で満たされ、言葉を失った。しかし、それ以上に彼を驚かせたのは、この異形たちが人間の体を食べている光景だった。悲鳴を上げる彼は、必死に妹タケヨを探すが、その光景にさらに絶望する。彼の日常は、どこか非現実的な出来事が交錯する狂気じみた世界へと変わり果てていた。
場面は一転し、鍛冶職人のドナルドが登場する。彼は、ガス・ガスという男に銃を向けられていた。その一方で、撃たれて死んだはずのジャレッドの親父が現れ、自らの頭部を胴体から切り離してしまう。彼の日常はますます非現実的な色を帯び、彼の内面にある葛藤が現実と交錯する。
神を模したネオン・ゴッドが現れ、世界をカオスに戻そうとする者たちが暗躍し始める。彼らは、秩序を破壊し、捨てられた存在として神を憎む者たちだ。彼の日常は狂気じみた混沌へと変貌し、彼はスマートフォンを手に取り、何かを観察しながら現実感を保とうとする。しかし、戦場の夢が彼を襲い、撃たれたジャックが立ち上がって彼に語りかける。その光景が彼の頭から離れず、彼の現実と夢が混ざり合う。
そんな彼の平凡だった日常は、怪人黄金マスクというヒーローの登場でさらに揺らぐ。怪人黄金マスクは、戦後混乱期に現れた救世のヒーローであり、悪意に満ちた日本で弱者を守るために戦っていた。彼の存在が、彼の内面にある正義感や希望を呼び覚まし、彼の行動を変えるきっかけとなる。しかし、彼の現実は、再び異形の存在に襲われ、彼の日常を混乱させる。
続くエピソードでは、ボヘミアン王がシャバロックを訪れ、スキャンダル写真を取り返す依頼をする。しかし、シャバロックの推理は外れ、ボヘミアン王は呆れて帰ってしまう。シャバロックはそのネタを週刊誌に売って小金を得るが、その行動は彼の内面にある虚無感をさらに強調する。
彼の日常は、どこか非現実的でありながらも、現実に囚われている感覚が強まる。テレビの音楽も煩わしく感じ、彼は再び頭の中を無意味な言葉で埋め尽くしたいという欲求に駆られる。しかし、彼の日常は、怪人黄金マスクのようなヒーローによって再び秩序を取り戻すかもしれないと、わずかな希望を抱きつつも、その希望はすぐに非現実的な出来事によって打ち砕かれる。
彼の視線はポスターに移り、20年前に手に入れたスクールガールコスチュームのブリトニーが映ったポスターに釘付けになる。彼はかつて夢中になっていたが、今や夢見ることもなく、ただ目の前の現実に囚われている。そして、彼の心は、戦場の夢や異形の存在、そして現実との摩擦によって引き裂かれていく。彼の日常は、狂気と希望、そして絶望の間で揺れ動き続ける。
物語の終わりに、彼は再び戦場の夢を見る。撃ち抜かれたジャックが立ち上がり、彼に語りかけるその光景は、彼の頭から離れず、彼の心に刻み込まれる。彼の日常は、どこか非現実的でありながらも、現実との摩擦によって形成された狂気じみた世界へと変わり果ててしまったのだ。
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うーん、訳がわからんw
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