ずっといる
姉が大学生の頃体験した話。
姉はその日、夜遅くにバイトを終えて帰宅しようと原付を走らせていた。
小雨が降る日で視界が悪く、少しイライラしながら。
暗い道をライトを頼りに走っていると、歩道を歩く人が見えた。
傘もささずに立っているその人物は、ひどく不気味だったという。
だが、それよりも気持ち悪いのが、少し走ると歩道にまたその人影が現れたらしい。通りすがっても、何度も何度も。
何度目かにすれ違ったとき、姉は何となく察したという。
このまま帰宅したら、今度は家の前にそいつはいるんじゃないかと。
だから姉は帰宅をあきらめ、その日は友人宅に泊まったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます