第56話 猫とゴールデンウィーク。
5月になって。
僕は、最近、さくらと過ごす時間を、
凄く大切にしている。
以前は、どうかと言う訳じゃないけど、
好きな気持ちが、
安定していると言うか、
何か、そこから一つ上に上がった様な、
そんな、感覚があった。
好きだから。
だから、付き合っているなんて、
単純明解な感じじゃなくて、
彼女が、大切だから、
傍にいたい。
そう言う、感じ。
今、僕は、
ゴールデンウィークに向けて、
何処か、行こうと、場所を探している。
もう少しすると、きっと、
さくらが、この話題に、触れてくる。
それが、分かっているから。
僕が、彼女と、
出掛けるのが好きなのと、同じで、
彼女も、僕と出掛けるのが、
好きなのが、見てて、わかるから、
自然と、僕も嬉しくなって、
次は、何処に行こうと、
暇さえあれば、スマホを眺めている。
基本的に、朝六時に起きる僕。
朝は、軽くシャワーを浴びて、
パンを食べながら、
彼女の家に行く前に、
スマホを、眺めて、色んな場所の、
お勉強。
それが、知らない間に、日課に。
さくらに、
「これから行くけど、大丈夫?」
と、メールを打つ。
「大丈夫。」
と、メールが、帰って来るのを、
待ってから。
今日も、玄関を出る。
ゆっくりと、歩いて、彼女の家に。
ゴールデンウィークは、
何処に行こうかな。。。
何て、思いながら、彼女と話すのが、
今から、楽しみ。
もう少しで、彼女の家に。
二階から、可愛いさくらが、
手を振ってるのが見えると、
僕も、自然と笑顔になって、
少し、足取りも早くなる。
「おはよ。琢磨。」
「うん。おはよう。さくら。」
今日も、幸せな時間が、始まる。。。
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