第3話 課題で思い出した 小船の工作出品
夏休みの課題でもう一つ思い出したのが、水遊びで造ったお船の工作でした。親父殿が兼業農家であったけど家大工の棟梁さんをしていて、4人のお弟子さんと言うか仲間と一軒家の新築工事とか、今でいうリフォーム工事を請け負っていたのです。そのおかげで、ノコギリ・金槌・釘などや板材などが小屋に置いてあったとです。
里山斜面に11軒あった部落のほぼ中央に、絶えることのない冷たい湧き水が湧いていた場所があって水を飲む自然の石清水のすぐ下に、コンクリートで食器類を洗う場所と衣類などの洗濯をできる場所、そしてその下に靴を洗うところと段々に繋げ分けて造ってあったのです。その昔は水道があるはずもなく洗濯機などは見たこともなかったのです。
その水場のなかで洗濯できる場所の大きさが、横1.5m×縦2.0m×深さ50cmくらいで、夏場の暑~い昼過ぎに小さい子供が水浴びしたり、竹で作った水鉄砲などの玩具で遊んでいたのを思い出します。そのすぐそばに幹回りが3m位はありそうな栴檀の木が自生していて、丁度良い日影が出来る場所でみんなに重宝されておりました。
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❚ □■□ 🟦 🚩 上からのマンガ図ですバッテン😉
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こんな形の簡単なお船の木工作品をば2日ほどで作り、小学校に持参したのを思い出しました。(笑)ちなみに船底には、当時あったプラ模型やさんで購入したゴム紐と小さいスクリューを付けて、ちゃんと水の上を走りましたとです。前述の遊び場で試運転したのをおぼえています。
現在、市内に二軒ほどあったプラ模型やさんは廃業されており、遊び場の湧き水は近くに開通した長崎新幹線の影響にて、まとまった雨が降らない限りは枯れてしまっております。まあ、水道は各家庭に完備しており、最近では小さな子供たちも少ないし、そういう場所で集まって遊ぶ習慣は全く有りませんので、さほどの不便さは無いですけどね。少し寂しくもあり時代を感じます。
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