第10話 俺は地雷を踏みまくります

俺は京佳様に殺されるためにファミレスの外に出ようと後ろ向きで向かっていた。


もちろんのチラ見しながら、ぶつからないことを確認しながら。


ファミレスのドアが開くと、京佳は驚いていた。


「え?」


俺はこんな顔をした京佳はなかなか見たことないため、心配した。


「どした?」


「恋太郎…後ろ…」


俺は後ろを振り向いた瞬間…


「キャァーー!!」


悲鳴がファミレスの店内に鳴り響いた。


俺はドアの方を見ると、全身、真っ赤な血だらけの男が入ってきた。


「あれは!佐藤さん!!」


俺は一度、この場を地獄からマシにするためにふざけながら、言うと…


あれ?視界がいきなり暗く…


俺は首の神経あたりに手で強く叩かれ、気を失った。


後日(5月26日) 6:24


俺はベットから落ちて目が覚めた。


俺は落ちている瞬間に考えていた。


ベットの材質的にここは俺の寝室。

落ちたら、下に布団がひかれてあったが、少し痛かった。


「イタイイタイ病にかかった気分の朝だ。」


「私には落ちただけにしか見えないけど?」


俺は隣を見ると、ホワイト色の半ズボンに肩が丸見えのピンク色の服を着た京佳がいた。


「今日もエロい服を来ていますね。太ももを堪能できています。グエッ。」


俺はふざけて言うと、容赦なく京佳に腹あたりを蹴られた。


「せっかく、気分を直したのに!!!この変態!!!」


これはガチのイタイイタイ病だ。


腹の痛みは肋骨数本が折れた感じの痛さだった。


「骨が戻らないよぉ…」


「骨ぐらい!戻るわ!せっかく!朝ご飯を作ってあげたのに!!」


「すみません!食べさせてください!!京佳様と共に食べさせてください!そうしないとご飯が進みません!」


俺は地雷を二度踏み、もう一度、あの蹴りをくらった。


その後、京佳は俺に食べさせくれない雰囲気だったが、結局、俺が回復してから一緒に食べたのであった。


7:17


俺は昨日あった出来事を思い返していた。


「俺を気絶させたのは、手の形的に、京佳ではない。そして、紀藤さんはやらないと信じている。となると、おそらく松村様にやられましたね。」


高校に行く準備をしている京佳はクソを見る目で俺を見ていた。


「なんですか?」


「朝あんなことを行ったのに、もう他の女の子のことを考えているのね。最低…」


おまえ、地雷踏みすぎだろ?しょうがないと思っていてください。


「酷いよー。これだと本当に1人では動けなくなって、死を待つだけになっちゃうよ?」


「それはダメ…」


え!?俺の予想していた反応と違うのだけど!?


どんな反応を予想していたか?だって?


それはもちろん「じゃあ、恋太郎が死ぬまで一緒にいてあげる。」とか?


それは自意識過剰すぎる?

じゃあ、みなさんはどんな予想だったの?


心の住人の予想は「恋太郎…それはダメだよ。私もついてあげるから、一緒に治そ。」


これの方が自意識過剰すぎるやろぉ!!


俺は気持ちを切り替えて京佳の反応を楽しむことにした。


「ダメなら、俺に何してくれるの?」


絶対、言葉選択間違っているが、しょうがないと思ってくれ。


なんでもいいよ、がみなさんの予想?流石にそれはないだろ。


「なんでもいいよ…」


え?すみませんでした!!みなさん!!私もなんでもするので、お許しください!!


はい?京佳様に告れ?

それは流石に無理難題ですね。


できるわけないやろぉ!!


なんでもするって言ったよな?

そうですね。でも、無理なことは無理なんです。


じゃあ、もうおまえと絶交?

それはやめてぇー!!やりますから、見捨てないでください!!


俺は今世紀最大の勇気を振り絞る。


よし!頑張れ!俺!


「京佳!」


俺は声のボリュームを上げると、京佳はビクッと驚いた。


「俺とつ…まずいたときの1ヶ月前の心境をお聞かせ下さい!!」


「え?」


絶交。チキンが。ヒヨリ野郎。ゴミカスが。


酷くない?ちゃんと告ったよ?

相手に知らせたよ?聞きたいことを。


絶交。


「バカァ!!」


俺は京佳に右手のビンタをくらい、倒れ気を失ってしまった。


7:26


俺は起きると、京佳はいなかった。


先に高校に行ってしまったのかな?


俺はいろいろ思い返しながら、残りの準備を済まして、走っていた。


みなさんからは絶交されて、京佳にはやり過ぎて、いろいらやらかした。


教室に着いたら、ちゃんと謝らないとな。


7:35


俺は教室に着き、汗をタオルで拭きながら、京佳の席まで向かう。


「えぇ!!こ、告白!?」


教室内に流瑠奈の声が響いた。


数分前 7:29


私は恋太郎を置いてきてしまった。

ついでに走って高校まできてしまった。


恋太郎に嫌われちゃったら、どうしよう…


私は頭に両手を抱え込んでいた。


「何を考えているのですか?京佳。」


「恋太郎と朝、乱闘をしちゃって…」


私は清華に事情を話した。


「ふぅーん。結構、彼、地雷を踏みに来てるね。」


私はため息をしらながら、本音を言った。


「本当に最後のビンタをする前の言葉は告白されるのかなって思っちゃったし。」


私は攻めるのは好きだけど、攻められるのは苦手。


だから、攻められるといつも恋太郎を殴ったり、蹴ったりしてしまう。


「じゃあ、いっそのこと、告れば?」


そうしたいけど!恋太郎の反応が怖い…


もし、OKをもらえなかったら、それからどうすればいいのかわからない…


「え!?でも…私には無理だよ…」


「いやいや。京佳なら、いけるでしょ?だって、学園のアイドルって、呼ばれるぐらいだから、行ける。」


そう。私は入学してきてから、1ヶ月後ぐらいから、そう呼ばれ始めた。


「それやめてよ。清華。恥ずかしいから。」


「でも佐伯がそれを言っても、そんなこと言ってないじゃん。」


「恋太郎はいいの!」


私はそれに対して、強くさっきよりも大きな声で


言った。 


「へぇ。そうなんだ。」


清華は呆れているのか棒読みで返事をした。


「とりあえず、京佳ならいけるって。佐伯が誰かにとられる前に言わないとダメだよ。京佳。私が押せるのはここまで。さっき、窓の外から昇降口に入る佐伯が見えたから、言ってこい。」


私は友達の言葉をもらい、恋太郎に告白することにした。


「わかった!頑張るよ、私!恋太郎に告白する!」


清華は頑張れ!と伝えるためにガツポーズをした。


すると、それを聞いていたのか。

流瑠奈が大きな声で驚いていた。


「えぇ!!こ、告白!?」


俺は耳を傾けている暇などなかったため、無視し、京佳のところまで向かうと、京佳も席を立ち、俺のところへ向かってきた。


「京佳。」「恋太郎!」


2人の声は重なり合った。


「俺が。」「私と。」


「悪かった。」「付き合ってください!」


教室中は2人の言葉で興奮と混乱していた。


「え?なんで言った?俺はダサいは聞こえたけど?俺の謝罪、ダサすぎた?」


おまえは今、告白された?そんなわけないだろ?

あの京佳からされるわけない。


どうせからかっているだけだろ?

本当のことを言っている?

 

「え?恋太郎?聞こえてなかったの?」


「うん。すまないがなんて言った?もう一度、言ってくれないか?」


京佳の顔が赤色にオーバーヒートしていく。


「あ…あ…あぁ…」


すると、京佳は硬直したまま倒れた。


「え!?京佳さん!?」


俺は床に着く前に京佳をキャッチした。


「京佳様!?ご無事ですか!?」


誰こいつ!?


京佳をキャッチ後、たぶんクラスメイトだと思う人がこっちに向かってきていた。


そいつには気をつけろ?何を言っているだ?  


俺はそのクラスメイトの姿の目を見た。

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