第2話 ブラックストーカーは私の作ったブラックストーカーでした。
キーンコーンカーンコーン
俺はチャイムが鳴ったときに学校の門に到着した。
みなさん。俺は京佳に置いていかれて、学校にも間に合わなかった。
酷くないですか!?
私が何をしたというのですか!?
…
幼馴染の胸を揉んだろ?
それがどうしたというのですか?
勝手にしゃがんでいる方が悪いじゃないですか!?
はい。そうですね。みなさん。
前をちゃんと確認していない俺が悪いですよね。
また土下座謝罪会見をしなければならないです。
今日で謝罪は3回目だけど…
俺はブラックストーカーに話すことがめっちゃ怖かったが、なんか彼の意見を聞きたくなったので、聞いてみることにした。
「ブラックストーカーさんはこの案件について、どう思いましたか?」
て、あれ?
ブラックストーカー、いつの間にか消えているのですけど!?
俺が後ろを確認したときにはブラックストーカーが消えていた。
え?どこにいった?
もしかして、帰ってくれた?
わーい わーい
みなさん。やりましたよ!!
ブラックストーカーがどっかに行ってくれました!!
え?京佳様に擦りつけた?
私がそんなことするわけ…
いや、していたな俺。
まぁ、京佳なら、大丈夫でしょ!
俺はあの京佳ならどうにかなると思い、その後は気にすることは放課後まではなかったのである。
やばいやばい。
そろそろ教室に向かわないと。
昼放課
俺はいつも通り空いてる時間にオリジナルのSCPを作っていると思いきや昼寝をしていた。
やっぱ、眠たいときには昼寝ですなー。
俺の心の中のみなさんは起きろ起きろ、とうるさいですが、きっと気のせいでしょう。
「こーらっ!恋太郎!寝ないの!」
何か聞き覚えのある声が聞こえた。
朝に俺をオーバーキルした人の声だー。
俺は起きないとさらにオーバーキルされる気がして速攻で起きた。
「こんにちは。京佳様。相変わらず、お声が大きいですね。」
京佳は少し怒ったような顔をした。
あ、みなさん。
やらかしてしまいました。
どうすれば良いでしょうか?
まず、謝罪しろ?
かしこまりました。
私は京佳様に謝罪致します。
「京佳様、本日は誠に大変申し訳ございませんでした。」
よし。謝罪完了。
決まった!という顔をした。
俺は京佳を見ると、あれ?
なんか怒ってない?
ん?ついでに右手の拳を握りしめているけど、震えていませんか?
そんなに私を殴ることに躊躇いを持ってくれているということなのですね。
それは良かったです。
良い人に見られているよ、とみなさんに言われている気がする。
俺は周りを確認する。
「ねぇ恋太郎。聞いてる?謝罪ばかりして、私をからかってない?」
私は決してからかってなどいません。
ちゃんとした謝罪です。
心からしているのか?と言われたら、言えないと思うけど…
そして、なんかブラックストーカーがいるのですけど…
なんでブラックストーカーがいるかって?
それは知るわけないやろ!?
逆に聞くよ。
みなさん。俺が知っていると思いますか!?
え?俺が知らないだけ?
どういうことだい?みなさん!?なぜみなさんだけ、知っているですか!?
俺はみなさんから事情を聞いた。
はい。そういうことなんですね。
私が京佳にブラックストーカーを擦りつけたのですね。
胸を揉んだときにですね。
はい。すみませんでした!!
「恋太郎!起きてるの??」
「はぁ、ブラックストーカーはどうしたら、帰ってくれるのかなぁ。」
俺はとうとう諦めモードで口を開けてしまった。
「え!?じゃあ、あれ。ブラックスト………。あのときのあれって、私に擦りつけるために………」
あ、バレた。
みなさん!詰みました!擦りつけたの、バレました!
すると、今まで大声で喋っていた京佳がいきなり小声にあった。
「早く…あれを退治してよ。」
はい?
俺に。ブラックストーカーを?
俺が知っていると思いますか!?
心の中のみなさんはよく考えろ、と言ってきた。
おいおい。また、みなさん、自分で考えろ、と言うのですか?
なんでしょうね…
見た目的には何かに似ている気がする…
あれ?もしかして…
俺はオリジナルSCP100のNO.1 ブラックストーカーさんではないのか?
名前そのままやないかい!
えーと、作った日は2014年5月19日。今は2024年5月19日…
10年前のSCPが見えてるぅ!?
他の人には見えてないのか!?
俺は周りの人々を見てみる。
まったく気にしていない!
たぶん、まず見えていない!
となると、取り憑いた人にだけ見える、てことですね。
えーと。
俺は鞄に入っている「オリジナルSCP100」と書かれたノートを見てブラックストーカーの退治方法を見てみると、特定の人がブラックストーカーを見つけながら、1時間追いかける。
クソみたいな退治方法やな。
あっちがこっちを勝手に見てきたのに、見られる側になると、急に恥ずかしくなって逃げるってことか?
俺はそのノートのブラックストーカーについて見ていると、俺は自分で書いた通りのブラックストーカーが近くにいた。
特定の人を見つめながら、一定の距離でついていく。
そのままですね。
俺は1番最後の段を見てみると…
みなさん。すごく怖いものを見つけたしまいしました。
終末
特定の人を24時間つくことができたのなら、その人はブラックストーカーに取り込まれる。
クソみたいな終末だな。
て、待て待て。
これが本当に俺の作ったブラックストーカーだった場合、京佳は取り込まれるってことか。
「ねぇ…恋太郎…」
「大丈夫だよ。京佳。君はブラックストーカーに取り込まれるだけだ。死ぬかはわからないけどな!」
俺はふざけ半分で京佳に言うと京佳はこういった。
「もう!知らない!」
国民よ。許せ。
俺はみなさんの反発を喰らいながら、京佳の震えた言葉と声を聞きながら、寝たのであった。
放課後 16:38
仮です。私につき始めたときからカウントダウンが始まったとしましょう。
そうなると、少なくとも昨日の帰りの18時ぐらいまではいなかった。
なると、カウントダウンにはまだ時間はあるのです。
俺は体育館に行き、部活動をしている京佳を連れ出す。
「京佳ー。お迎えに来たよー。」
俺は体育館の女子バスケ部が使うコートで京佳を呼んだ。
ん?なんですか?みなさん?
こんなことをするなら、あんなことをせずに、最初からわかった、どうにかするよって言わなかったんだ?だって?
だって、恥ずかしいじゃないですか!?
いくら親友とは言ったって、女の子にその場でそう言うのは恥ずかしいに過ぎないですよ!?
え?今、女子バスケ部の前で京佳様を呼ぶ方が恥ずかしいのでは?
みなさん。それは言っちゃダメな言葉だよ。
「京佳ー。古俣くん。来たよ。」
京佳の友達らしき人が言うと、京佳は反応した。
「もう恋太郎なんて、知らない!から帰って!!」
京佳は俺に聞こえる大声でそう言った。
ああ、しょうがない子だな。
心の中のみなさん。おまえのせいでこうなっているだよ、て言わないでください。
俺のせいってわかっているので。
俺は靴を脱ぎ、体育館の中へと入り、京佳の元へと向かう。
みなさんは普段の俺がこんなことしないことを知っていると思いますが、俺も知っています。
だからです。
俺は無視続けていた京佳の手を掴んだ。
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