今、現在書いている物語。

今、第13回目角川つばさ文庫小説賞に応募する作品を書いています。

予定では2作品応募予定ですが、本当は3作目指してました。

ちゃんと2作品は応募できるよう、しっかり仕上げていきたいと思います。

私の小説家になりたいと思うに至った原点であるミヒャエル・エンデ氏の伝記を読んだことで、自分が本当は何を書きたかったのか、少しずつ思い出してきました。

書店員として働き始める前は、いわゆるキャラクター文庫文芸のジャンルになりそうな物語をよく書いていましたが、高校生くらいまでは中学生くらいまでの人が読みそうな物語を書いていました。

さらにもっとさかのぼれば、それこそ、児童文庫児童文学に分類されるような物語を書いていて、最初に書き上げた作品も、子ども向け作品の二次創作でした。

書店員になっていなければ、児童文学や児童文庫の小説賞があることも知りませんでしたし、そもそも子ども向けの物語で作家になろうとは考えなかったと思っています。

時間はかかっていますが、今までの小説賞の応募歴、落選歴、書いた物語、どれも今の自分を形作っているものなので、ムダだったとは思っていませんし、小説を書くことをやめる、ということは一切現状考えていません。

私が小さいころは、海外の児童文学、特にファンタジーのブームでした。ダレン・シャン、ハリポタ、デルトラクエスト、指輪物語、バーティミアス、などなどです。

しかし、ハリポタ以外に関しては現在、私が子どものころほどの人気はないように思います。ファンタジーよりも、現実味を帯びた中に、少しのファンタジーがまじっている、という感じのものが好まれている印象が個人的にはあります。だから、どうしても、本当はファンタジーが書きたいのに、「選ばれないから」「売れないから」という理由で、書くのをやめてしまっていました。でも、今なら思います。

大事なのは、ジャンルではなくて、ストーリーのテーマだったり軸の部分、主人公の成長や性格が親近感の持てるものかどうかなのではないかと。

そこが沿っていれば、ジャンルがファンタジーでも通用するのではないか、と。

だから、今回つばさ文庫小説賞に応募する新規で作成している物語は、その私の想いや考えを色濃く受け継いだ、原点に立ち返る物語にしたいと思っています。

カクヨムにて投稿開始予定ですので、もし可能でしたら、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。頑張ります。

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