第24話 湖底探索
朝日が湖面を
朝もやが湖面をうっすらと
岸から、
3分ほど
足場が水に
遠くには、かつてのレイクランドの中心であった
水面が朝日に照らされ、きらきらと
そんな美しい光景とは
耳元で聞こえる自分の
「よし、みんな準備はいいかしら?」
「うん、いつでもオッケーだよ!」
ナイアの声が、静かな
湖から
「まずは
ナイアは人数分のマスクを取り出した。
「このマスクは、水中でも
何か
ナイアの説明に、
ゴムの
それにしても……と、2人の
ナイアの水着は水色のレオタード型で、
動きやすさを
金属の
シャルは黒いビキニを着ていて、健康的な
その
そして
正直、2人に比べると
それは水着のデザイン面だけの話ではない。その下の体もだ。
シャルはやはりというかなんというか、
前からなんとなく分かってはいたけど、水着という
ナイアも、シャルほどではないがプロポーションがいい。
スラリと
(……はぁ)
「どしたのミュウちゃん、絶望したような顔して。
シャルは察しがいいなぁ……。余計悲しくなってくる。自分の
いつも持っている
手元にないことで、
「……さて。水中
ナイアの声が
周囲の空気が、
「まず、常に周囲に気を配ること。
水中では
ナイアの言葉に、
確かに、水中では何が起こるかわからない。
「次に、急な水流に注意して。
最近、湖底で不自然な流れが観測されているの」
シャルが首を
「不自然な流れ? どういうこと?」
「
でも最近は、まるで川の急流のような流れが
ナイアの説明に、
水位の低下と、この不自然な流れ。何か関係があるのだろうか。
不安が
「最後に、絶対に無理はしないこと。特にあなたたち2人は初めての湖底
何か
ナイアの
「よし、じゃあ行こう!」
シャルの声に、
シャルが
シャルの体温が、
「行くよ」
シャルの声とともに、
冷たい水が体を
思わず息を止めそうになったが、マスクのおかげで
水の冷たさが、全身の
おそるおそる目を開けると、青い世界が広がっていた。
ナイアが先頭を泳ぎ、その後ろをシャルが
空からの太陽が、周囲の水を照らしている。
光が水中で
しばらく泳ぐと湖底が見えてきた。
そこには、予想以上に
「これは……」
シャルの声が、マスクを通して聞こえてくる。
湖底一面に広がる
かすかに
「ねえナイア、これって
そうシャルが
「いいえ。これは1ヶ月ほど前からの現象ね。以前は、こんなことは決して……」
ナイアの言葉が
目の前の光景が、湖の
時折、不自然な流れに
水の
シャルも、
最初はぎこちなかった動きが、
「ミュウちゃん、
シャルの声に、
正直、まだ
そうして
「あれは何?」
シャルが指さす先に、
そこには、明らかに人工的な構造物らしきものが見えた。
「あれは、この湖に昔からある物よ。ここに街ができる前から
「気になる気になる! ちょっと近くで見せてよ!」
シャルの声に、ナイアは
しかし、その構造物に近づくにつれ、
何か、ただ事ではない
その予感は、すぐに的中することになる――。
構造物に近づくにつれ、水の流れが変化していくのを感じた。
まるで何かが近づいてくるかのように、水が
「みんな、気をつけて!」
ナイアの
「なっ、何!?」
シャルの
「くっ、こんなところに!」
ナイアが
「シャル、ミュウを守って!
ナイアの指示に、シャルは
その
ドライフィッシュたちが
ナイアは
「はぁっ!」
ナイアの
しかし、
その数があまりにも多く、ナイアも少しずつ
「ナイア、
シャルの声には
そのとき、1
「シャル!」
しかし、完全には
「くっ!」
シャルの
(こ、このままじゃ、足手まといもいいところだ……!)
でも、このまま何もしなければ、みんなが
(やるしかない……!)
決意を固め、
(中回復
両手から青白い光が
――するとその
「これは……!?」
ナイアの
アンデッドのような
ドライフィッシュたちが次々と光に包まれる。その光が晴れると、そこから
「おっ、おお!?
シャルの声には、
しばらくすると、周囲のドライフィッシュは
水中は、
「ミュウ……この
ナイアが近づいてくる。その顔には、感心と
(……水が「回復」したの、かな……?)
しかし、その喜びもつかの間。
「……!?」
「あれは……水門!?」
「何アレ!? さっきまでボロボロだったよね!?」
「あの構造物も、おそらくミュウの
ナイアの声が
確かに、今や
水門の一部が開き始め、そこから
周囲の水が、一気にその開いた部分へと
「みんな、気をつけて! この流れは……!」
ナイアの
「……っ!」
「ミュウちゃん!」
シャルの
そして、
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