第19話 謎めいた遺跡
村を出て鉱山への道を進むにつれ、山中の
かつて
風に
足元を
風に乗って運ばれてくる
その
「この鉱山は、昔から村の生命線だったんだ」
ゴルドーの低い声が、
「鉄や銅、時には金さえも産出された。村の
「そっか……それなのに、今は
シャルが興味深そうに聞き入る。
「だが
やがて、鉱山の入り口が見えてきた。
その
「ここからは気をつけろ。
ゴルドーの
「すんごい
「何らかの
どう、と問われたものの、遠くから見ているだけでは何もわからない。
「えっ!? ちょ、ミュウちゃん!
そんな
ごめん、シャル……でも
内部は
放置されたツルハシの量が、かつての
さらに数歩進んだところで、
「……っ! げほっ、がはっ……!」
「ミュウちゃん!」
シャルの声が外から聞こえる。
目の前が
体が熱くなり、意識が遠のいていく。全身が重く感じられ、足元がふらつく。
「くっ……状態
必死に意識を保ちながら、状態
すると、
体の熱も引いていき、正常な感覚が
……よし。体調は
身を持って体験したことで、状態
とはいえ、長居していたらまた病気になる……。
「ミュウちゃん
「……」
「もう~、心配させないでよ! こんな無茶しちゃダメだからね!」
シャルの
「ごめん……」
「それで。成果はあったのか?」
ゴルドーの問いに
今ので、この病気に対する状態
村に
だけど、この
それじゃ意味がない。
つまりやっぱり、この
(状態
青白い光の
バリアが
「あれ……!?
有害な
「すごーい! これなら安全に進めそうだね!」
シャルの声が
「規格外だな、つくづく……。極地活動用
温度まで
ゴルドーがぶつぶつ
あくまで状態
バリアを
足元は
その音が、
ついでに
ようやくはっきりと見えた
しばらく進むと、鉱山の通路が
その光景に、
「これが
シャルの声が、
「見たことのない文字だ。いつの時代のものだろうな」
その
「あれだ。あの
ゴルドーの声に、
「……っ!」
「な、何!? おっと、ミュウちゃん平気?」
シャルの
その代わり、
バリアが
「わわわ……! バリアが
シャルの声が聞こえるが、返事をする
バリアがなくなったら
――そのとき、
見ると、そこには
「防衛兵器か? この
ゴルドーが
ハンマーを
同時に、別の方向から
ドチャドチャという地面を
「何この犬!?
「そいつも防衛機構の一種だろうな。油断するな」
「オッケー。こっちは任せて! ミュウちゃん、
何とかって……!
その流れを読み解き、
ゴルドーの重いハンマーがゴーレムに
金属と岩がぶつかる音、
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