第14話 全体完全回復魔法
広場に
その
石像兵の
それが
空気中には
広場の
(これは……想像以上にひどい
多くの者が
まだ立っている者も
(落ち着いて……落ち着いて! 今はパニックになっている場合じゃない!)
そうだ、まずは
緑色の光が
「――――!!」
「がふっ!」
しかし、その
体が
これじゃ追いつかない。1人を治しても1人が
(やばい……これじゃ意味がない……!)
そのとき、
石像の動きに
その光景が、ひどくゆっくりに見える。
(あ……っ!?)
――そのとき、ドゴン! という
代わりに、金属と石がぶつかる
「無事か」
低い声に、
そこには、
切れ長の青い
(この人は、たしか……)
ゴルドー・エヴァンス。A級
ゴルドーは
「お前はヒーラーだな」
ゴルドーの言葉に、
すると、
ハンマーの金属部分が、わずかに光を
「見ての通り
「――――」
ここからすべきは、生き残らせることができる命の選別――。
ゴルドーの動きを見ていると、
(このままじゃ、ゴルドーさんも……)
「うう……」
「チクショウ……なんなんだ、コイツっ……」
多くが地面に
(命の、選別。そんなことは……)
――そんなことは、しない。
石像兵の暴走も止める。
決意と共に、体の中に温かいものが広がっていくのを感じる。
「あ……あ、あの!」
意を決して、
チラリと
「ひ、引き、引き引き――」
「……引きつけろって?」
「……!」
「長くは持たんぞ。
金属と石がぶつかる
……この
全員を一度に、完全に回復させる必要がある。
(でも、それには
声を出すのは
それをやらなければ、
(ミュウちゃんなら
シャルの
そして
「――大いなる
空気が
「
その
温かな光が
「……全体完全回復
最後の言葉と共に、
光に包まれた
それと同時に、
「う……!」
ひ、人前でこんな長々
しかし、それ以上に心の中に喜びが広がっていた。
次々と
「こ、これは……!?
「
「よ、よし……! これならまだ戦えるぞ!」
「……マジかよ」
ゴルドーが
石像兵は、
その
その
「はあああっ!」
光を
「……続け!
ゴルドーの
そして最後に、ゴルドーの
頭の
石がひび
大量の
周囲に散らばった石の
「やった……! やった、勝ったぞおおお!」
その
その
「ミュウちゃーん!」
「ぐへっ!!」
シャルの体が
「やったね、ミュウちゃん! すごいよ!」
シャルが
「ゲホッ……う、うん……」
小さく
周りでは
……そんな
「……それにしても。
……だけど
こうして、ノルディアスの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます