第12話 大規模作戦
ギルドの
これらの音が入り混じり、活気に満ちた
ギルド内に
「おーい、マスター! 色々わかったから報告に
シャルの声が、ギルド内に
すると、周囲の
その重みに、少し身を
「おお、2人か。
アルバートの声が聞こえ、
アルバートの顔には、
石の
話すたびに、アルバートの表情が
「なるほど……これは確かに
アルバートは
ギルド内の
「何よりまずいのはその
「ええ? うーん、そうだなぁ……10メートルくらいはあったかな? でっかい広場の中心でね」
「それで、その石像は通路を通れなかったんだな?」
「うん。お
アルバートは何かを
……何かが引っかかる。
「どしたのマスター、ミュウちゃんも。石像のサイズがどうかした?」
「いや。……その大きさの石像を地下で作って、
……そうだ。
「地下から
「……!?」
……いやいや、まさか。
その想像だけで、胃がキリキリと
「
というのも、連中の目的はノルディアスを強くすることと言ってはいるが……だとすると、今のテロ
町の人間に
そう考えると……
まとめて今の体制を
――――。
もしアルバートの
それは――
「よし、決めた。今すぐにギルドで
「
シャルが首を
「ああ。複数のパーティーで同時に地下ダンジョンに
アルバートの声には強い決意が感じられた。
その声に、周囲の
「へぇ~、なんかでっかい話になってきたねぇ! それってあたしたちも参加するの?」
「ああ、もちろんだ。君たちには重要な
アルバートは
「君たちには、
シャルの目に、決意の色が
「
シャルが元気よく答える。
アルバートは大きく息を
「
その声に、ギルド内の
「
アルバートの言葉に、ギルド内のざわめきがさらに大きくなる。
「しかし、
今すぐに、複数のパーティーで同時に
アルバートの声は、
その言葉を聞いた
「えっ、今すぐ!?」
「マジかよ……
「ああ、参加した者には全員特別
「ソイツが聞きたかった!」
様々な声が
武器を手入れする音、
そんな
切れ長の青い目をした男の人だ。細身の体ながら、
「あの人は? なんか強そうだけど」
「ああ……うちのギルドの数少ないA級
「へー、ソロ
「……」
いや……アレと
そんな話をしつつ
■
作戦の
今度は
ダンジョンの入り口に
前にも後ろにも、
き、
「ミュウちゃん、
シャルの声に、
「
シャルがそう言うと、
「っ……!?」
「こういうふうにハグすると
まったくだよ。歩きながらハグとか聞いたことないよ。
……だけど、かえって
シャルの体温と、
地下ダンジョンに入ると、すでに
金属がぶつかり合う音、
「こっちだよ、ミュウちゃん」
シャルの声に導かれ、
その光景に
「さて。ゼペットさんはどこかな~っと」
地下ダンジョンはやけに入り組んでいて、
そしてある
「あれは……!」
よく見ると、それはカールしたヒゲを持つ男……カールそのものだった。
石化されている……!? 石像からは、かすかに
「うーん、まぁあたしらにべらべら
シャルの声にかすかな同情が混じる。
たしかに。正直、「石の
「ミュウちゃん、この石化
シャルの提案に、
なら、
(状態
すると、表面から
「は……はっ! おわああっ!?」
カールが大きく息を
「落ち着いて。あたし
シャルが
「あ、ああ……君たちか。な、なぜ
「別に、ミュウちゃんなら治せると思ってさ。せっかくなら治してあげようかなって。ね、ミュウちゃん」
シャルは事もなげに
カールはそれから
「……わかった。感謝の印として教えよう。あの
「どれ? ……あっ! ちょっと
「ああ。そこを
カールの言葉に、
……これは
「まったく。
「いやいやー、あたし
カールはブツブツと文句を言いながら去っていく。
……そっち
しかし、とにかく……これからが本当の勝負だ。
「なんかワクワクするね!
一応あたしの後ろにいてね。何が出るかわかんないよ!」
シャルの声に
足音を立てないよう気をつけながら、一歩一歩進んでいく。通路の先に
「ここか……」
シャルが
「行くよ、ミュウちゃん」
シャルの声に、
「おっ、おお! 助けが
「……また君たちですか」
モジャモジャの
「よくこの
リュークの声には、冷たい確信が
「あ! それタンマ!」
シャルが
その音は
「ちょっとちょっと! またアレ動かしてるわけ!?」
シャルの声に、
「フッ、これで集まった
「ウーン……照れるが
リュークの声には、勝利の確信が
その
「ミュウちゃん!」
まるで
(
「
その言葉に、
あれを
リュークの前に立ちはだかるシャル。そして、
戦いの
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