第6話 ふたりの協力
……だが
それと同時に、シャルの声が耳に
「ミュウちゃん!」
おそるおそる目を開けると、シャルの顔がすぐ近くにあった。
どうやら
その状態で、勢いよく飛んだり
シャルの動きに合わせて、周囲の
「
シャルの声には
「よかった……でもまだ油断しないで!」
その
「くっ!」
シャルは
(
シャルの額の
「え!? 何コレ、
シャルの動きが
木から木へ
木の葉が
「けど、このままじゃマッズイねー。
明らかに
シャルは
「……!?」
「
あたしが引きつけるから、ミュウちゃんは安全な場所で待機してて!」
そう言うと、シャルは
「はあぁっ!」
金属音と共に、
(やった……!?)
しかし、その喜びもつかの間。
あっという間に、
「なにこれ! マジ!? 再生能力持ちか!」
シャルの
何より、シャルの
(もしかして、あれがこの
しかし、その
地面が大きく
シャルが見えない……! 目を
「……シャルっ!」
思わず大きな声が出る。しかし、シャルには
しばらくして
石が
その目には、一度
「ミュ……ミュウちゃん!?
シャルの悲鳴のような声が聞こえる。
(今だ……!)
勇気を
ヒールをかける相手は――この
(精神回復
その目つきが、明らかに変化していく。
馬を落ち着かせたものと
うまくいった……あとは!
「……シャル! 頭の赤い
シャルは
「わかった! ナイスアシスト、ミュウちゃん!」
シャルは
それに
「うわーっ! すっごい反応! ほんとにココ弱いみたいだね! でもちょっと
シャルも叫んでいるように、
シャルは何度も木や枝に
木の枝が折れる音、シャルの
それに何より、
(このままじゃまた……!)
「……もう一度、チャンスを作る……!」
シャルは
「
今度は2つの光が
その頭に
「すご……! これなら、もう
シャルはニヤリと笑うと、
その動きは、先ほどとは比べものにならないほど
「はあああッ!」
空中から、シャルが
「ギャアアアアアアアア――!!」
しかし、今度は再生が間に合わない。回復の要を完全に
そして――ひとしきり
大きな音を立てて
森に
シャルは大きく息を
「やった……! ねぇ、大金星だよこれ! こんなの、
(な、なんとかなった……。シャルも無事みたいだし、よかったー……)
「ミュウちゃん!」
「……っ!」
シャルが
その
シャルの体温と、
「ミュウちゃん、ありがとう~! ミュウちゃんがいなきゃ、絶対勝てなかったよ!」
その言葉に、
「……うん」
……というか、限界だった。目の前が暗くなり、意識が遠のく……。体から力が
「え!? ミュ、ミュウちゃん!?
……そう。MPを、使いすぎた。
もちろん回復
意識が
「ミュウちゃーんっ!? 死なないで! いま村まで運ぶからー!?」
シャルの声が、どこか遠くから聞こえてくる。そして、完全に意識が
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