第27話
夢なし先生の進路指導を読みました。
プロのピアニストになるには、肩書きと知名度を得るためにコンクールで優秀な成績を残すことが重要。
故に、コンクールで評価される審査員等の曲に対する音楽的解釈、そこから逸脱しない演奏が求められる。
認められなければ、いい評価は得られない。
自分自身の表現と、求められる表現の齟齬に、多くのプロを目指す人間がぶつかる。
小説もまた、同じ。
応募先が求めている作品と、作者自身が描きたい作品との間で迷い、もがき、苦しむ。
であるからして、プロになってから自分が書きたいものを描けばいい……とならないところが、他とは少し違うのではと思いました。
小説の場合、プロになったら最初に賞を取った路線でしばらく作品を書いていくことになる。つまり、自分の好きなもの、得意なもので自由に書いたほうが良い。
好きでもないお話で賞を取ったら、あとで苦労するかもしれない。
そんな話を聞いたことを、ふと思い出しました。
カクヨム甲子園には、あまり関係ない話ですけど。
応募されている作品は、どうしてこういう話を思いつけるのだろうと感服する作品によく出会います。作者の好きや情熱が込められている証拠です。
だから、読んでいて面白いと思うのです。
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