第18話
長い文について、考えています。
五行くらいで改行すると、読みやすいです。
十や二十も行を連ねて、文字の塊みたいな文章は、読むのが大変です。そういう作品は、いまのところお目にかかっていませんが。
一文が長いことがあります。
句読点が入っているなら、五十字くらいは問題ないです。
途中に読点のない、五十字以上の文をみると、手を組みながらモニターを凝視してしまいます。
音読し、途中に読点を入れたくなる場合は、入れてほしいと思います。
でもたまに、入れてなくても読める長文があります。
そういう場合、意図的に書かれているので、注意が必要になります。
主人公が落ち込んでいたり、疲れていたり、悩みを抱えていたり、そんな気分や状況で描かれているので、じっくり読まなくてはと思うわけです。
長文は、遅さ、落ち着き、重々しさ、弱い言葉を表現しています。
短文は、早さ、熱気、興奮、強い言葉を表しています。
長文と短文の組み合わせでテンポを作り、文章のリズムを変化させて読み手の感情を揺さぶるよう書いている場合もあり、文章にこだわって書かれている作品に出会う度に、うっ、と息を呑む。
そんな作品は、簡単に感想はかけない。
これが高校生の書く小説かと圧倒され、よく読み、感想を書き終わったあとは、初見とは違う感想を抱く。
高校生だったと安心するときもあれば、これが高校生なのかと両手を上げて手を叩くときもあります。
しかも、比喩表現にやたらとこだわっていたりすると、感想を書きながらため息がとまらないです。書き終わったあとでも出てきてしまう。
いや、本当に、高校生は凄いです。
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