第12話
感想を書いていて、たまに凹みます。
毎年、少なくとも一度はあります。
高校生の作品の出来が良いから?
思いつかないようなアイデアで書いているから?
臨場感ある文章をさらりと書いているから?
目を見張るような作品に出会うから?
そういうこともありますけれども、いい作品に出会っても、そんなに凹まないです。
いい作品は面白いし、凄いし、本当に高校生なのって、驚きのほうが強くて。
凹むのは、この感想で果たしていいのかで悩み、納得行く形にまとめたけれども、コメントをもらって「そうだったのか」と思うときです。
感想を書くために何度も読んでいますが、読んだ回数はどうでもいいです。
どれだけ深く読んで、書いてあることを読み取れるか。
私の想像を入れすぎて感想を書いてはいけないのだと思います。
感想だから考えや思いを書いていいのでは、と思われるでしょう。
普通はそれでいいと、私も思います。
思うのだけれども、感想を書くときに決めたことがありまして。
相手は作者さんであり、作家さんなのです。
普通の感想を書くのではなく、書いてある作品を素直に読み、こういうふうに私は読みましたよという感想をみて、手直しするときに役立ててもらえたらいいのではと考えました。
偉くもないのに偉そうなことをいうのはおこがましいでしょう。
作者さんのやる気につながるよう、いいところを多く見つけるためにもっと深く読まなくてはと思います。
思うだけでは駄目で、はたして出来ているのか。
時間や量を疲れを気にせず、満足いくまで感想が書けているのか。
まだ出来たのではないか。
保身に走ってはいないか。
反省すると、凹みます。
作者さんはもっと凹んでいるかもしれません。
私が凹んでも仕方ないので、目の前の作品から、いままで以上に真摯に向き合って感想を書こうと気を引き締めていきます。
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