第11話

感想で、遠景が~とか、近景が~とか書いてます。

なにを書いているのかしらんと思われているかもしれないので、説明します。

遠景といえば、文字どおり、遠くの景色です。

近景は、近くの景色。

心情は、心の中の思いです。

この3つを使って、登場人物の胸の内を描写するのです。

たとえば、窓の外では雨が降る夜の街並みを遠景で、部屋の中で時刻を気にしている様子を近景で、女の名前を口にしつつ服の裾を握りしめる様子を心情で描いたとする。

景色の距離感を表現した後で心情を描くと、深みが増します。

その後で、主人公は親で、娘の帰りを待っていた、と徐々にくわしく描かれていき、読み手を物語へと誘っていくのです。


最初の掴み、書き出しはどうかしらん、と見ているのです。

カクヨム甲子園は、ショートもロングも、字数から考えればどちらも短編の部類になります。

読者に興味を持ってもらい、読んでもらうための工夫が必要になると思います。とくに冒頭を気にしながら、読んでいます。

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