心もとなさ
音楽が聞こえる。未来を讃える朝の歌。雨にぬれそぼり、熱で寝込む私には無縁であろうもの。今、飢えず生きていればいいと、今はただ産まれた場所への帰り道だと考えていた私には意味のないモノだったはず。
「旦那様、果実水を飲みましょうね」
小娘の小さな手が額にふれた。
「泣いてます?」
泣いてない。
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#odaidegoal #shindanmaker
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