過去話をする
「おかえりなさいくらい言えないのかと言いながら、仕事中の私の頭目掛けて飛びかかる。それが聖女……」
爆笑した後、王子が引き剥がすまでが毎回だったと思う。
「え。ニュー。ドン引きです」
「そうだろう? いくら子供で未来の淑女とはいえ行動が荒過ぎる」
「ちゃんとおかえりなさいを言っていれば飛びかかられなかったとニューは思いますよ?」
え。そっちなのか?
「私が特に反応しないから気楽に特攻できるんだろうさせてやってと王子がおっしゃるのだから拒否権はないのだが?」
父も王子と聖女には逆らうなという指示だったしな。
まぁ、座って動かない私ならまだ小さい聖女でも飛びかかりやすかったという理由もあると思う。
聖女は……。そうだな。小娘と変わらない年齢と身長じゃないか?
「好きな人に出迎えられるのは生きていく上で素敵なプレゼントなんですよ?」
「好きなヒト? 誰が?」
「あー! それはあんまりにもデリカシーがないとニューは思いますぅ!」
サイテー走り去る小娘を見送るしかない私は些か困惑を隠せない。いや、他に人がいないのだから問題はないのだが。
「変わらない日常にただいまを言いたいから君がおかえりと言ってくれれば嬉しいんだよ」
そう言って殴られないように身長差を利用し聖女を押しとどめていた王子はいい顔で笑っていたものだよな。
笑えたからヨシ。とか言って。
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