思い出してふるまってみた
「旦那様、お手紙ですよ」
小娘がトレーに載せた手紙を差し出しつつ、「旦那様はガートンに挨拶すべき」だとかなにかぶつぶつ言っていた。
……。
「ありがとう」
よくなにかしてもらったなら礼のひとつもするべきだと主張していたのだ。差出人が。そしてこの小娘、諸々の恩人でもある。
「どういたしまして!」
小娘はぱぁっと表情を明るくし、お茶を淹れると言いながら厨房に消えた。
手紙には『生きているならなにより。無事の手紙くらい寄越せ』とだけ書かれていた。ベリーの甘酸っぱい香り付けされた便箋は時々差入れられたタルトを思い出し唾がわく。
王子と聖女はそれを特別な絆だと笑っていたっけ。
▫︎◽︎◻︎
『「ありがとう」/甘酸っぱい/絆』のキーワードを使って2ツイート以内で今日のネタを作りましょう。【フラグポイント:+0】
#odaidegoal #shindanmaker
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