第6話 終着駅(終)
遅れている列車は挽回しようと、猛スピードで線路を疾走。
線路脇に標示されている制限速度ギリギリで走っているのか、列車はスピードを上げたり落としたりを何度も繰り返す。
そして、列車は終着駅に定刻より3分ほど遅れて到着。
この終着駅は二面三線の駅で、これまでの主な他の駅と比べると大きい駅。
「当駅でこの列車は終点です。また、全員降車後、この列車は回送となりますので、引き続きのご乗車はできません。乗り越し等のお問い合わせは駅係員へお申し出ください。」
車掌がアナウンスで乗客に終点であることを告げる。
自分が乗っていた列車の行先表示は既に「回送」へと変わっていた。
駅の改札を抜けて、駅前広場へ。この駅の近くには他の駅にはあまりなかった、お土産屋や飲食店・コンビニもある。そして、この町の観光客向けなのか、レンタカーやレンタサイクルなども整備されている。
そして駅や町の観光案内所の建物には垂れ幕で「歓迎!ようこそ、我が○町へ!」と大々的に観光客を歓迎していた。
黄色い列車に乗って、ひとり旅に出る 小阪ノリタカ @noritaka1103
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