48. 『その着せ替え人形は恋をする』14巻

 長いトンネルを抜けて光が差しました!



◆『その着せ替え人形は恋をする』(14)福田晋一


 じょうくんに海夢まりんちゃんを誘う気力があったことを安心するも束の間、やはり心は晴れず。

 とか言ってたら、驚異のスピード展開。ここに来て「あの」のんちゃん登場&ご対面ですと……!?


 五条くんの発言で海夢ちゃん、曇る。何もかも間が悪すぎるよ……のんちゃん含めてのすれ違いが、ただただ悲しい。五条くんのトラウマの真相に泣く。読者の情緒を徹底的に破壊する第104話の存在よ。



 すさんだ心に宇佐見うさみさんのアドバイスがスッと染み渡るんだ……。雛人形に対する五条くんの思いの丈と、のんちゃんの贖罪の気持ち。伝え合えたことにひとまず安堵。しかし本番はここからです。


 運命の第107話。五条くんと海夢ちゃんが、初めてお互いの正直な心情をぶつけ合います。

 「好きなんです」! 言った――!! 「大好き」!! 言われた――!! そして大逆転の窒息死(生きてます)。やはりどんなときもギャルは行動力なのだ……!



 五条くんと過ごす日々の中で、海夢ちゃんが見付けた幸せの形。長らく続いていた鬱屈ターンが嘘のように晴れ渡り、甘々になった空気が読者の心を癒します、急激に。抱っこちゃんモード海夢ちゃんかわちい。五条くん声ちっさ!


 帰りの電車で思い出し笑いする五条くんキモ可愛い。でも嬉しいよね、気持ちが通じ合うのって。青春だわ……。



 有能せのの暗躍。姫=海夢ちゃん、ついに見付かってしまうのか? あまね君、即ブロは強い(笑)。肝心なところで冷静さを欠くから……。荒ぶる溝上みぞがみさん、猫好きはあざといです!(好き)

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