　前回の『ケンガンオメガ』と同作者・同世界観の作品。まずは女子格闘もの。

◆『一勝千金』(3)サンドロビッチ・ヤバ子/MAAM

　りこ姉やったね！　推しが表紙！　読む前からテンション爆上がりです。

　イチカさん……警察の方ですよね？　ゴリゴリにヤ◯ザと繋（つな）がってて笑うんだ。ともかくも、取り付けたヴァルキュリア＆殺戮武闘会の交流戦が開幕です。

　第一試合はイチカVSさら。ドSとドMでバチボコに殴り合い。どちらも頭おかしいデスネ……（ドン引き）。

　第二試合はハナVSカレン。ハナさん戦えるんですか!?　と思いきや、それどころではない防御と寝技の技術に驚愕。しかし本当の戦慄は試合後に……ヤ◯ザ怖ぁ……。

　第三試合は我らがりこ姉VS葉（は）月（づき）。ガチムチデカ女同士のパワー対決は、こちらも真正面から手加減なしのドツキ合いです。不死身？の葉月に秘められた肉体の謎は次巻にて。

　余談ですが、観客のヤジがいちいち面白くてツボです。女子格闘ということで、『ケンガン』とは客層が違うことが明確にされていますよね。リングも客席も狂気に満ち溢（あふ）れていてカオス……！

　描き下ろし『ケンガン』『ダンベル』とのコラボでは、それぞれの作品から出張の苦労人3人が飲み屋で邂逅。

　そしてカバー下のサービスショット……!!　りこ姉ファン必見!!　かわいい!!

◆『ダンベル何キロ持てる？』(20)サンドロビッチ・ヤバ子/MAAM

　アニメも楽しく観ていました。連載休止～再開を挟んで久々の新刊です。

　Iggy Popパロでイジり芸。作者様は音楽にも造詣が深くてらっしゃいます。

　幽霊が骨折とかもはやツッコむ気も起きませんが、毎回恒例のセクシーグラビアにジェイソン＆忠勝（ただかつ）採用はツッコまざるを得ません。

　そして次話グラビアのひびきが美少女すぎて「誰!?」ってなります。

　ブラジリアン柔術のミアさんがいちいち物騒すぎて草。ギャグ漫画でなければ確実に人死にが出てますね……。

　ケガをしないトレーニング法は、一気に力をかけるのではなく「ゆっくりじわじわ」が鉄則。本作がまともな筋トレ漫画だということをたまに思い出します。

　話は飛んで、ひびき＆彩也香（あやか）の親友コンビ過去話。鯨彫（げいぼる）愚（ぐ）中学……相変わらずネーミングのアクが強い。しかし本題を前にしてはそれすらも瑣（さ）末（まつ）事（ごと）です。

　マッチョパワーで戦国時代からタイムスリップしてきた今川（いまがわ）義元（よしもと）と再会、時空消滅を防ぐための歴史修正を試みます。肉圧で吹っ飛んだり、筋肉レーダーで捜索したり、戦国マッチョップで危機回避したりします。

　……何を言っているのか分からないと思いますが、素直に受け入れましょう。とりあえず力業で解決したようで何よりです……？

　巻末はこちらも描き下ろしコラボ。はんなりしたはります。

　カバー裏他でもフィーチャーされるミアさん。大人で童顔なの素敵ですよね。スナック感覚で人を◯そうとするのが玉にキズですが。

　本作のキャラクターでは個人的に彩也香が一番のお気に入りです。ネックフレクション回のグラビアは最高にかわいいと思います。

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