下東さん、こんにちは😊
自我を取り戻したザグラスの懺悔に優しく微笑みながら手を差し伸べるアラゴの姿に、多くの住民が拍手を贈った。
なんて美しい光景でしょう。
地面に両膝をついたまま涙を流して頭を下げるザグラス。
アザグラスに必要なのは贖罪ではなく、心の昇華だと訴えるカイ。
周りの住民たちの温かな寛大さ。
そして、聖女エリザベスの思いは様々な施策で具現化し「エリザベス・ルール」という名で世界中に広がって……。
時間はかかるかもしれませんが、すべてが良い方向に動き出しましたね。
作者からの返信
この美さん、おはようございます!
>自我を取り戻したザグラスの懺悔
本人の意思で罪を犯したわけではないのに、罪悪感だけが重くのしかかった時にヒトはどうなってしまうのか。どうするべきなのか。そんなことを考えながら書いたシーンです。
>「エリザベス・ルール」
リズはとても頭の良い女の子です。弱者へ手を差し伸べることを自己満足で終わらせません。娼館で過ごしていた頃、立場の弱い娼婦たちが涙に暮れるところを幾度となく見てきたのでしょう。それでも、娼婦を無くせと言わないのは、娼婦でしか食べていけない女性がいることを知っているからなのかもしれません。
>時間はかかるかもしれませんが、
>すべてが良い方向に動き出しましたね。
ファンタジーで「聖女」というと、神様の奇跡や恩恵をガンガン使って、どんな傷や病気も治すことができる聖なる存在……的な感じで書かれることが多いですが、私は自分の思い描く「聖女」を描かせていただきました。
聖女ひとりでできることには限界があります。この美さんの仰るように、人々を彼ら自身にできることをやってもらいながら、世界を良い方向へ導くこと。それが聖女の大きな役割のひとつかなと考えております。
いよいよ次回は最終回。
ナオキ、リズ、アラゴともしばらくのお別れとなります。
よろしければ、最後までお付き合いくださいませ。
全て回収しましたね。とても上手くまとまっていて、スッキリとしました!!
ムタナークのガーディアン!ザグレブでお話書けそうですね。
街の警邏を終えて、いつもの席で、いつものメニューを注文。ザグレブの注文はいつも同じなのにもかかわらず、毎回小さなメイド、ミルルがとりにくる。ザグレブは無口で食事が済んだら出て行くのだが、親切丁寧なミルルの接客に少し好意をもってしまう。
「大きな巨人の小さな恋の物語」
乞うご期待!(大嘘)
次回最終話、きっとあんな感じになるだろうと期待!!
作者からの返信
かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!
>大きな巨人の小さな恋の物語
おぉっと、これは良いアイデア♪
どうやらミルルは想いを寄せるヒトがいるようですので、街娘との種族の壁を超えた恋物語になりそうですね!
前向きに検討させていただきます ^^
>次回最終話、きっとあんな感じになるだろうと期待!!
もうお気付きだと思いますが、第1話と最終話はもう「お決まり」でございます(笑
次回でナオキ、リズ、アラゴともしばらくのお別れとなります。
最後までお楽しみいただけましたら幸いに存じます。