編集済
何と言う……。
まるでパピーミルの様な金儲けの道具としての使い捨ての人生。
教皇とか聖女とか言う肩書が重くのしかかりますね。この者たちの様な不遇な人生を送らせないようにするには、どうすれば良いのか。
しかし、腐敗臭がするまで放って置くのは……疫病とかの原因にも繋がりそうですが、国政がここまで統治できていない、そう言うことなのでしょうか。
さあ、ここまで見せるのだから、下東さんのこと、ちゃんとザマアからのスッキリまで用意されていると期待(*´艸`*)くふふふふ。
追記
浄閑寺は知っています。吉原の掟は厳しく、それに背いた者は投げ込まれたそうですね。高校の先生が熱弁しておりましたが、クラスの半数以上は引いておりました。他にも華やかな事も教わりましたが、興味深く聴いていた私は変だったのでしょうね(ーー;)
作者からの返信
かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!
この『捨て場』は、設定や描写が極端ではありますが、実は参考にした場所があります。かごのぼっちさんは『浄閑寺(じょうかんじ)』というお寺をご存知でしょうか。東京の三ノ輪という場所にあるこのお寺は、その昔『投げ込み寺』と呼ばれていました。
「生れては苦界 死しては浄閑寺」という有名な句があります。浄閑寺の近くには遊郭である吉原がありました(今も風俗街で有名ですね)。そこで亡くなった遊女を弔ってきたのが、この浄閑寺です。夜になると、寺の前に遊女の亡骸が運ばれたそうです。当時は、人間として葬ると祟るとして、全裸にしてスマキにし、畜生として打ち捨てられていたとの説も。そうして、昭和33年に新吉原が廃止となるまでに葬られたのは25,000人(遊郭関係者や震災による遊女の犠牲者なども含む)とも言われています。ちなみに遊女の多くは 13歳前後で身売りされ、25歳前後で亡くなったという説があります。
今では考えられませんが、当時は亡くなった遊女を、死んだ動物のようにして捨てていたのです。それを拡大解釈したのが『捨て場』です。ファンタジーの世界では魔物が残虐な暴力の象徴として描かれますが、人間もまた同じ人間に対して残酷なことができる生き物です。それを描かせていただきました。
>しかし、腐敗臭がするまで放って置くのは……
きっと禁足地なのでしょうね。決められたヒト以外は絶対に近付いてはいけない禁忌の場所……。
うまくざまぁ & スッキリしていただければ良いのですが…… ^^;
次回、アグレブ逃走。そして、ナオキは――
下東さん、おはようございます😊
娼婦たちの人生の終点。
あまりにも残酷ですね。
>「娼館へ身売りされて地獄。毎日男たちの慰み者にされて地獄。病気をすれば隔離されてひとり苦しみ地獄。死ねば穴に打ち捨てられて地獄。娼館という地獄から抜け出せても、元娼婦という過去がつきまとって地獄。学ぶ機会も奪われて、文盲になっていいように騙されて地獄。生きても死んでも地獄……娼婦の人生とは、地獄そのものなのです」
リズさんのこの言葉が重くのしかかります。
>リズは娼館出身の聖女として、天に召された娼婦たちの分まで幸せに生きなければいけない。オレはそう思う」
ナオキさんのこの言葉に救われますね。
作者からの返信
この美さん、こんにちは!
コメントありがとうございます!
このエピソードの『捨て場』ですが、モデルが実在しています。
東京・三ノ輪に実在する浄閑寺(じょうかんじ)というお寺がそれです。別名「投げ込み寺」と呼ばれています。
遊郭・吉原で亡くなった遊女が最後を迎えるのがここでした。遊女は13歳前後で身売りされ、25歳前後でその生涯を閉じるという説があります。亡くなった遊女は、人間として葬ると祟るからと、全裸にしてスマキにし、畜生として夜に寺の前へ打ち捨てられていたそうです。戒名も「~遊女」「~売女」と、死んでも遊女の呪縛からは解き放たれなかったという説もあります。
昭和33年に新吉原が閉鎖されるまでに葬られた遊女や遊郭関係者は25,000人にも及ぶそうです。
「生れては苦界 死しては浄閑寺」
遊女たちを慰める新吉原総霊塔に刻まれたこの短い句が、想像を絶する遊女の過酷な運命と人生を物語っています。
ファンタジーの世界では、魔物が残虐なモノの象徴として描かれます。でも、本当に残虐なのはこんなことができる人間の方なのかもしれません。そんなことを訴えたくて、あえて『捨て場』を描かせていただきました。
>ナオキさんのこの言葉に救われますね。
そう仰っていただけて、とても嬉しいです。
残酷なシーンがあるエピソードでしたが、お読みいただきまして、ありがとうございました!