第20話
探索者生活1030日目
美玖ちゃんが出産した。
元気な男の子だ。
「お疲れ様、美玖ちゃん。」
「本当にね。出産って大変よ。」
「名前は真司でいいの?」
「いいわ。それより、味の濃いものが食べたいわ。」
「それなら、ラーメン屋に行こうよ。一杯一万円するんだ。」
「いいわね。久しぶりに餃子もお酒も飲みたいし。」
赤ちゃんの手はとてつもなく小さかった。
僕は今日から父親になるのだ。
美玖ちゃんのお父さん。僕にとってもお父さんにもなるんだけど、そのお父さんが男子という事でとても喜んでいた。
確かに、美玖ちゃんと蜜柑ちゃんはどっちも女の子だからしょうがない。
ーーーーーーーーーー
探索者生活1035日目
赤ちゃんは、お手伝いさんに任せて、美玖ちゃんとドライブデートだ。
「なんか、臭いわねこの車。」
「そう?消臭剤使ってるんだけどな〜。」
「中古車ってのはどこかに匂いがこびりついているのよ洗車に出したほうがいいわ。」
「そうするよ。」
一杯1万円のラーメンは納得の味だ。
それ以外もかなり美味しいし。満足できた。
ーーーーーーーーーーー
探索者生活1060日目
「美玖ちゃん、ちょっと胸大きくなった?」
「母乳が張ってるのよ。今ならGカップよ。」
「Gカップ!!」
「大きな声出さない。シンジが起きちゃうでしょ。」
「うん、ごめんね。それで体調は大丈夫?」
「平気よ。ただ、少し髪切りたいわね。」
「ああ、確かに伸びちゃったね。でも大人っぽくていいと思うよ。」
「本当に?」
「うん。綺麗だよ。」
「じゃあ、このままでいいわ。」
Hした。
ーーーーーーーーーーーーー
探索者生活1090日目
今日は、待ちに待った結婚式だ。
披露宴は盛大なものになったけど、結婚式は家族だけを呼んだ落ち着いたものになった。
諸々の手続きは、美玖ちゃんのお父さんが済ませたので僕たちは言われたことをただやるだけで済んだ。
「綺麗だよ。」
「雄也もかっこいいわ。」
「スーツなんて久しぶりにきたよ。」
「確かにそうね。似合ってるわ。」
やっぱり僕はラッキーボーイだ。
レベル21
攻撃115(+15)
防御108(+15)
器用106(+15)
敏捷136(+35)
魔法55(+20)
スキル 逃亡攻撃(敏捷,攻撃補正)生き残り(全ステータス補正)
卑怯者(敏捷補正)逃げ腰(敏捷補正)愚鈍(防御補正)愚直(器用補正)
愛されるもの(幸運補正)単独行動(直感補正)先制攻撃(気配補正)
亀の歩み(全ステータス補正) 魔法使い(魔法補正)
魔法 装備強化 敏捷魔法
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます