第16話

探索者生活690日目


「おはよ。」


「おはよ。」


美女と朝チュン。幸せだ。


「美玖ちゃん、お願いがあるんだけど。」


「お願い?」


「その、朝は元気になっちゃうから、、、。」


「昨日あんなにしたのに、まだ元気なの?」


「お願い。」


「もう❤️」


僕は世界一幸せだ。

家事もしなくていいし、ご飯も無茶苦茶うまいし、何より生活費(

今までは8万円かけていた)も必要無くなったし。

ラッキーボーイすぎて怖い。


ーーーーーーーーーーーーー

探索者生活720日目


僕は、現金一括払いでしか買えなかった、中古の軽自動車を使い、探索者講座の場所に着いた。

去年より、同期の数が少ない。やめてしまったのだろうか?


「山田さん。」


「ああ、佐藤さん。どうも。」


「どうも。本当にまだ探索者やってたんですね。」


「うん。今は、刀の初心者講座に苦戦してるよ。」


「ははは。あれ?指輪してるんですか?」


「婚約指輪で安物なんですけどね。」


「おおー!結婚か〜私もそろそろしないとね〜。」


「佐藤さんっておいくつでしたっけ?」


「24ですよ、大学卒業してから探索者になりましたから。」


「それなら、まだ余裕はあるんじゃないんですか?」


「いやいや、探索者は若い間が一番稼げるんですよ。その時に結婚できなかったら一生できませんよ。」


「はぁ。気をつけてくださいね。」


佐藤さんはなんと日給10万円は稼いでいるらしい。すごい、、。

夜7時半までには家に帰りたい。

なんでも、夜ご飯は家族全員で食べるのが美玖ちゃんの家の決まりらしいので。


ーーーーーーーーーー

探索者生活750日目


刀で魔物と戦うことがある程度形にってきた。

11階層への安全度は88。まだ全然足りない。美玖ちゃんとの約束で安全度が95じゃないと下の階層に行く事を禁止されている。


「オーガ3匹とオーク二匹か、、、。よし、やってみるか。」


僕は、先制攻撃でオーガの一匹の首を切り離して、それから逃げる。

オーガとオークには逃げるという選択肢がないので追ってくる。

それで、いつも通り1対1にして、一匹ずつ殺していく。

刀の扱いは難しいけど、その分切ることに関しては威力が尋常じゃない。

それに、なるべく近接戦闘で倒すようにしている。レベル上げのためだ。


それと美玖ちゃんの妊娠が発覚した。



レベル19


攻撃100(+10)

防御93(+10)

器用91(+10)

敏捷116(+25)

魔法36(+5)


スキル 逃亡攻撃(敏捷,攻撃補正)生き残り(全ステータス補正)

卑怯者(敏捷補正)逃げ腰(敏捷補正)愚鈍(防御補正)愚直(器用補正)

愛されるもの(幸運補正)単独行動(直感補正)先制攻撃(気配補正)


魔法 装備強化

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