第15話

探索者生活600日目


レベル16


攻撃85(+10)

防御78(+10)

器用76(+10)

敏捷96(+20)

魔法30(+5)


スキル 逃亡攻撃(敏捷,攻撃補正)生き残り(全ステータス補正)

卑怯者(敏捷補正)逃げ腰(敏捷補正)愚鈍(防御補正)愚直(器用補正)

愛されるもの(幸運補正)


魔法 装備強化


槍で倒す機会が増えたので、レベルが上がる速度は速くなっていると思う。

それに幸運に補正もあるし。

日給が25000円と中々の稼ぎになった。


ここから先の層に進むために刀の練習も始めた。

大型の魔物が出始めたときは、槍じゃあ、倒すには何度もつかなければならないが刀なら切ればいい。装備強化があるおかげで、あまり、刃こぼれも考えなくて良くなるし。

ただ、刀は難易度が高い。剣も考えたけど、日本では圧倒的に刀の方が人気なので、刀の方が学びやすく、手に入りやすい。

背中に刀を刺すスタイル、格好良くて好きなんだよね。


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探索者生活630日目


とりあえず、10階層に下がった。

10階層はオーク5割、オーガ5割となり、複数のオーガを相手にしなければならない。複数を相手にするのは、宮本武蔵スタイルで逃げて、足の速いやつから戦って、1対1を作るようにしている。


「あれ?宝箱?本当に?」


宝箱。魔物を倒した時に稀に出現する。

より強い魔物を倒した方が出現しやすい。オーガぐらいじゃ本当にごく稀に出現する。幸運補正のおかげなのか、生まれて初めて出た。


中身は耳飾り。


見たことのある耳飾りだ。

確か効果は、敏捷を5上げる。

値段は百万はしたはずだ。

売らずに装備することにした。


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探索者生活660日目


刀の扱いって本当に難しい。刃をたてることも日々のメンテナンスも何より装備強化魔法を満遍なく刃にまとわらせることも。

なんなら、もっと早く講習を受ければよかった。

それは、さておき、引っ越して、美玖ちゃんと同棲ことになった。

大学4年生になってから、美玖ちゃんは大学にほとんど出なくていいらしい。

単位がどうのこうのと言ってたけど、よくわからなかった。

引っ越し先は美玖ちゃんの実家。部屋が余ってるからそこに住まわせてもらっている。


「会社に近い方が私にとって便利なのよ。」


「なるほど。」


「それに、保育園も学校も近いから子供ができても引っ越さなくていいわよ。」


「おお!」


「それに、実家だから、家事もしなくていいわ。」


確かに、美玖ちゃんが家事しているところ見たことがない。

いや、カレーは作れるって言ってたな。


「一番大事なことなんだけど。」


「うん。」


「妊活するわよ。」


美玖ちゃんの妊娠計画としては、大学在学中に一人、役員になってから一人らしい。うん、出来るうちにやるべきだよね。


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