第3話

異世界生活44日目


僕は、なんとか家賃を捻り出し。美玖ちゃんには、なんとかお金はまってもらった。

今の1日の稼ぎは、費用を抜いたら2000円。

一月、休みなく働いても全く余裕がない。

かといって、何一つ焦りはない。僕は呆れるほど図々しいのだ。


「今日も、ゴブリンを倒すぞ〜。」


鉄パイプを振り回しながら、ダンジョンを走り回る。


ステータス


レベル5


攻撃21

防御19

器用17

敏捷20

魔法4


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探索者生活45日目


ダンジョン2階層に進むことにした。

下見だけど。

2階層っていってもゴブリンの数が増えるだけで一回層と特に変わらない。


地図や動画を参考に一つ一つ、自分の頭の中に地形と逃げる場所を叩き込む。



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探索者生活50日目


今日は美玖ちゃんとドライブデートの日だ。

もちろん車は美玖ちゃんで、運転も美玖ちゃんだ。


「今日はどこに行くの?」


「心霊スポットよ。面白そうでしょ。」


「え〜。僕、怖いの苦手だよ〜。」


「知ってるわよ。だから、行くのよ。」


「意地悪だな〜。」


僕も、いつか車の免許取ろうかと思った。


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探索者生活60日目


流石に、もう少しちゃんとした武器を使おうと思い、ホームセンターに向かった。


「どれにしようかな〜。出来れば長く使えるものがいいよな〜。」


レベルアップするには、なぜか近接武器か魔法でしかレベルが上がらないのだ。

なので、近接武器欲しいのだが、全部高いな〜。

鉄パイプをいくつか予備に買って帰った。


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探索者生活70日目


ダンジョンの2層目にやってきた。

1層目と大して変わらないので、いつもより少し多くのゴブリンをしばき回った。

ゴブリンなら、鉄パイプ振り回すだけで勝てるようになったので、稼ぎは1日で3000円になった。ちなみに稼働時間は12時間だ。


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探索者生活75日目


魔狼が現れた。二層に。

もちろん逃げた。全力で。

仲間がいるかもしれないし、何より武器が心もとなかったからだ。

なんとか逃げ切れた。こちらに地の利があったからだろう。


「行き当たりばったりだな〜。流石にバイトしてお金を貯めよう。」


お金を貯めて少し、まともな武器を買おう。

よし、美玖ちゃんに頼ろう!


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探索者生活90日目


美玖ちゃんに頼んで、紹介してもらったバイトで貯めたお金で槍を買った。

ダンジョン産の槍で、稀に魔物を倒すと武器や防具を落とすことを落とすので、その槍だ。10万円もした。ついでに美玖ちゃんに借りてたお金も返した。

武器の携帯と使用許可証を得るのに数日の時間が必要だった。

暇だったので、ドラクエ5を10回クリアした。


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探索者生活100日目


槍の扱い方は、探索者育成協会で講座を受けたので問題なかったが。

鉄パイプと違って、重いので一日中ダンジョン内を動くには、慣れが必要だ。



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