第24話 再び難攻不落ダンジョンへ
「ツンツ……え? ここは……うわぁっ!?」
目の前にいたのは美しくナイスバディの女神ではなく、ド迫力黒オークだった。
ソレが、鼻息荒く俺を激しく殴り続けているのだ。
さっそく俺は、覚めない悪夢の様な痛みと恐怖にさらされることになった。
くっ! マジか! どうしてこうなった!?
確か俺は神殿で女神パルルに、勇者になる代わりにツンツンさせてくれと、お願いしていたはずなのだが……。
ここはどう見ても、もと居たダンジョンじゃないか。
それよりも今はコイツを何とかしないと死んでしまう!
幸いなことに、痛みはあるが身体は動けるようで、奴の重い殴打を必死に腕でガードしているところだ。
ふと視界の隅に明かりを感じ流し見ると、鉄球が白く輝き点滅しているのが分かった。
何だ? なぜに光ってる?
……ていうかまだ足枷が足首にしっかりついてるぅぅぅっっっ! あのクソパルルゥゥゥッ!
俺がブチギレていると――
ブンッという音と共に半透明のステータスパネルが目の前で勝手に開いた。
突然のことに驚いたが、激しい殴打を防御しながら、藁をもすがる気持ちで覗き見る。
「おっ!? 新たに何か追加されている!?」
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