⚄⚄⚄話 最後の戦い!(爆)

ムギマユミ「ウーロちゃあああああん!?」

リョークダイチ「ウーロおおおおおお!?」

ウーロリッカ「魂状態になって出てくるよ。2人共、ワタシのPCのHDとSSDは中身を見ずに壊しておいて」

ムギ「ヒィィ!? 幽霊!」


⚂⚄


 いや、まだ生存判定は気絶してるだけで死んでない。


リョーク「ムギ、このまま倒し切ろう。ウーロの蘇生は後だ」

ムギ「で、でも……」

ウーロの霊体「うらめしや~。KPを呪ってやる〜」

リョーク「あれは聞こえないことにしよう……復活薬で復活は出来るが、復帰したウーロにHP1だ。またウーロが攻撃対象になってかばえなければ本当に死ぬ場合がある」

ムギ「う……そっか、わかった。ごめんねウーロちゃん」

ウーロの霊体「気にしないで、死ぬ時は皆一緒だよ〜」

ムギ「怖いこと言わないで!」


 こちらのターン。

 最初はムギの3連攻撃。


⚂⚄

⚃⚂

⚅⚃


リョーク「ムギ凄いぞ! 全部命中だ!」

ムギ「ウーロちゃんの仇ぃ!」


⚄⚄⚄⚀

⚄⚄⚂⚀

⚅⚅⚀⚀


ウーロの霊体「出目良! ムギちゃんが殺意の波動に目覚める!!」

ムギ「でも、最後大失敗ファンブルに……」

リョーク「ダメージ判定の大失敗は大丈夫だ! よくやった、ゴブリンを倒した!」


 つまり最後はリョークがやるしかない。

 剣で羽野郎に攻撃だ!


⚅⚃


ウーロの霊体「飛行状態の敵に当てた!」

ムギ「いけえええリョーク!」

リョーク「うおおおおお!」


⚀⚀



⚀……⚅



 ダイチ達は爆笑と共に崩れ落ちていた。


「ちょっとダイちん! ここまで盛り上げておいて失敗しないでよ!」

「違う! これは俺のせいじゃないだろ!」

「どうしよう、笑いすぎてお腹痛いよ!」


 ひとしきり笑いが収まった所で、ダイチはキャラクターシートを手に取った。


「あ……そうだ! 人間は1回だけサイコロを振り直せるんだった」

「そうじゃん! 忘れてたわ!」


 リッカも思い出し、ダイチがサイコロを息を整えサイコロを転がした。


⚃⚄


「成功……あーよかった!」

「リョーク君、かっこ悪くならなくて良かったね!」


 マユミ含めた皆が安堵し、ダメージ計算を行い、戦闘が終了したのを確認した。



〈冒険者達は戦いに勝利した!〉

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