⚅⚅話 ゴブリン戦!(簡)

 幼馴染夏の抱っこ大会を終えて初の戦闘に入るのだが、ゴブリンとの戦闘はあっけなく終わってしまった為ダイジェストで解説する。

⚂⚀

⚀⚁

 ゴブリン達の攻撃は尽く当たらず、リョーク達のターンに戻ると、


ムギマユミ「えい!」

⚂⚃

⚄⚅⚄⚂

ウーロリッカ「おおおお! ムギのクリティカルだ!」


 ムギの一撃で一体を倒す。

 残りの1体をリョークが攻撃。

⚄⚂

 ウーロは待機しゴブリンのターンになっても、

⚀⚀

 ゴブリンは大失敗して転倒。

 とどめを刺されて戦闘は終わった。



⚀……⚅



ムギ「一時はどうなることかと思ったけど、倒せてよかったね!」

ウーロ「……」

ムギ「えーっと、どうしたのウーロちゃん?」

ウーロ「ちょっと思ったんだけど、ゴブリンって知能が低い魔物なんだよね。でも、こうして罠が仕掛けてあったって変じゃない?」

ムギ「た……確かに」


 するどいなウーロ。

 その通りで、簡単な罠だったとはいえゴブリンが敵を捕まえる罠を事前に作ることは考えづらい。


ムギ「え、なんか怖くなってきた……っていうことはさ」

ウーロ「なんか、普通のゴブリンの巣を発見するだけの依頼じゃない気がするんだ」

リョークダイチ「確かにな……とりあえず、ゴブリンの巣を見つけておこう。こいつらがいたってことはここら辺にある可能性が高い」

2人「りょうかい!」


 というわけで、皆でゴブリンの巣を探す足跡追跡判定を行う。


⚂⚄

⚁⚄

⚅⚁


 一番探索判定の数字が高いリョークが見つけたことにしよう。

 森の奥に洞穴を発見する。

 皆は草陰に隠れて様子を見ると、洞窟の地面に無数の足跡の形跡があった。

 魔物知識を持っているウーロはこれらが、ゴブリンの足跡だとわかる。


ウーロ「他の種類の足跡ってないの?」


 あーなるほど、それじゃあ改めて魔物知識判定だな。


ウーロ「おっけー」

⚀⚀

ウーロ「ぎゃあああああ!」

ムギ「ウーロちゃん大失敗しちゃったの!?」

ウーロ「あ、頭が爆発するぅぅぅ!」

ムギ「えええ!?」


 爆発はしないが、ウーロは別の足跡があったことに気づかなかったのだろう。


ウーロ「なんかいる言い方だね」


 気にするな!


リョーク「それじゃあ、このまま国に帰って依頼の内容を報告すれば俺達の仕事は終わりだ。だけど、俺はこの巣の中にゴブリン以外の何かがいる可能性があって気になる。ムギとウーロ、お前達はどうしたい?」


 二人に尋ねる。


ムギ「えーっと……もしかしたら、ゴブリン以外の強い魔物がいるかもしれないんだよね?」

リョーク「そうだな」

ウーロ「中も確認した方が良いと思うよ。もしこれが魔物による国への侵略の布石だったみたいなことになったら大変じゃん?」

ムギ「そ、そうだよね。私の家族みたいに罪の無い人が犠牲になるなんて考えたくない」

ウーロ「それに、本当にやばかったら逃げればいいんだよ!」

リョーク「それじゃあ2人とも、巣穴を散策するってことでいいな?」

2人「はーい!」


 3人の意見はまとまり、依頼外だが魔物の巣の捜索も行うことにした。



〈冒険者達はゴブリンの隠れ家へ潜入した〉

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