⚄⚄話 よしよし!(罠)
さて、俺達はようやく準備を終えて街から少し離れた森林地帯へ徒歩へ進んで行く事になる。
という事で今はその道中。
ウーロ「ええーワタシ無理、歩けなーい。リョークおんぶしてー」
って言いながらムギちゃんは前に出ます!
ムギ「もう依頼は始まってるんだよ! リョーク君がおんぶしてる時に魔物に見つかったら大変だよ! もうおふざけは止めて、仕事に集中しようよ!」
2人「「おおおお!!」」
ええっ!? 2人から拍手!?
リョーク「いや、今の凄いお姉さんっぽいロールプレイだったぞマユミ! じゃなかったムギ!」
ウーロ「いいねいいね! ナイスロールだよマユちん!」
ムギ「え、えへへ……そうだった? ちょっと頑張ってみちゃったんだ」
リョーク「よし、ムギの言ってる通りだ!」
って言いながら、リョークはムギの頭を撫でるよ。
ムギ「えぇ゙!? な、なな撫でるぅ!?」
リョーク「ああ、よく言ってくれたぞって感じで! 後、なんか頭の位置が丁度良さそう」
ムギ「……」
リョーク「ん!? どうしたマユミ!? 顔押さえて足バタバタさせて!」
ウーロ「たぶん、今尊死しそうで悶えてるんだよ」
ムギ「して……私にもしてぇ……」
リョーク「何か呻いてるぞ」
ウーロ「うーん、気にしなくていいんじゃない?」
と、とりあえず進めるぞ。
道中でさっそく罠感知判定だ!
ウーロ「お! ようやくダイスロールだね!」
ムギ「わ、罠!?」
ウーロ「あ、ムギちゃん意識戻った。ワタシ達の近くに罠があったみたい。それに気づけるかどうかって判定をサイコロで決めるの」
それじゃ斥候+器用度で
⚃⚃
⚄⚅
⚀⚀
ムギ「あ、1のゾロ目だ」
ウーロ「ムギちゃんそれ
ムギ「ッ!?」
それではムギの足元にあったくくり罠と呼ばれる罠で足を紐に絡まり木の上へ宙吊りにされる。
ムギ「ひぃぃぃ!?」
ウーロ「わー、凄い古典的な罠。解いて上げられるのKP?」
木の高さが高いみたいで、俺達は登らないといけないらしい。
ウーロ「しゃーない、助けますか」
ムギ「え〜ん、ありがとうぉ」
だが、そこに奇襲が入る。
緑色の肌をした小鬼みたいな魔物が2匹現れ、こちらをニヤニヤ見ながら襲いかかってくる。
ウーロ「こ、こんな時に魔物!? しまったコイツ等の罠だったんだ!」
ムギ「ええええ!?」
ムギが判離脱状態。
陣形もバラバラ。
駆け出し冒険者達はいきなりピンチに陥った。
〈魔物が現れた!〉
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