⚅⚂話 ビキニアーマー!(着)
俺達は冒険者ギルドの受け付け嬢のお姉さんに駆け出し冒険者でもこなせそうな
すると1件の依頼書を差し出してくる。
ウーロ「ゲームでよく出てくる雑魚モンスターだよ」
ついでにウーロが魔物見識判定を行い情報を得た。
ウーロ「巣穴発見って、発見するだけで良いんだね」
ムギ「そっか! そしたらゴブリンと戦ったりしなくても良いって事なんだよね?」
俺達はそんな感じで簡単過ぎないかと思いつつ出発の準備をする。
主に買い出しだ。
リョーク「改めて買って無い装備品や薬品がないか確認しておこう!」
2人「おー!」
⚀……⚅
皆で武器屋や雑貨屋で買い物を行う。
ムギ「うーん……食料とかっているのかな?」
リョーク「いや、近場って書いてあったからいらないんじゃないか?」
ウーロ「ねぇねぇ、ビキニアーマーが売ってるよ〜120円だから買って良い?」
え……本当だ! アーマービキニが軽装備として売ってる!
ムギ「アーマービキニって装備あるの?」
ウーロ「ほら、イラストもあるよ」
ムギ「え……水着?」
ウーロ「違うよ。れっきとした軽装備で水中で阻害を受けずに行動できるツヨツヨ装備だよ。買ってあげるからムギちゃんも装備する?」
ムギ「え!?」
因みに防御力1なので強くはないぞ。
ムギ「き、着ないよ! 水着で戦う事になっちゃうじゃん!」
ウーロ「えー、じゃあワタシ前に出ない来ちゃお」
ムギ「着るの!?」
リョーク「いや、普通にもっと防御力が高いやつをだな」
ウーロ「大丈夫大丈夫! だってリョークが守ってくれるし、魔法がきたらそもそも防御力関係ないしこのゲーム」
確かに、ルールブックには魔法ダメージは防御力を貫通することになっている。
ウーロ「それにワタシ、エルフだからスタイルも顔もアイドル級だからね! 女の魅惑でイチコロロールプレイが出来るって作戦だよ!」
リョーク「いや……って言ってもなぁ」
ウーロ「え? 駄目なのお兄ちゃん?」
っと言いながらお兄ちゃんに上目遣いをして迫ります。
ムギ「リ、リッカちゃん!?」
リョーク「お、おいリッカ! 本当に迫ってくるなってば!」
ウーロ「あ、ごめん入り込み過ぎたわ」
リョーク「わかったわかった! もうそんなに着たかったら止めねぇって! 最悪俺が守ってやるから好きしてくれ!」
ウーロ「わーい、ありがとうお兄ちゃん!」
私はダイちゃんとリッカちゃんのやり取りを見て焦りを感じてしまった。リッカちゃんが思っていたより役を演じるタイプで、下手したら勢いでチューする勢いかもしれないということ。
これを阻止する為は私……いや、ムギちゃんの力を借りて暴走しかかってるウーロちゃんを止めないと……
ムギ「と、とりあえず、私もビキニアーマー買おうかな!」
リョーク「ムギお前かよ! ムギは前衛なんだから硬い防具来てくれ!」
ムギ「買うだけだから! 泳ぐ時だけだから!」
ウーロ「おほ~、マイクロ水着のロリですな~、目が肥える!」
〈2人は無駄な買い物をした〉
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