大星

「使えねーなお前はっ!まったく最近の若い奴らは...」

「す、すみません」

「まったく、しょうがねぇやつだなー」

 最近疲れているからか、怒られている自分を外から見ているような感覚だった。

 上司の説教が終わり、席に戻った。

 時計を見る。一時三十分。朝コンビニで買ってきた弁当を食べる。怒られた後だからか、まったく味がしなかった。

 昼食を食べ終え、また仕事に戻る。

 仕事をしていると、また上司に呼ばれた。上司はさっきよりも起こっている様子で肉食獣のような見た目だった。目が合ってしまい、慌てて目をそらす。

「おい、おまえ!これをやったのはおまえか?」

 上司が見せてきた書類は、僕がついさっき終わらせたものだった。

「ぼ、僕がやりました」

 上司は怒り狂い、机を蹴飛ばした。そして罵詈雑言を吐き捨て、どこかへ行った。


 深夜一時、ようやく仕事を終え、会社を出た。

 帰る途中、夜食を買いにコンビニに向かって歩いていると、上から何か大きな箱のようなものが落ちてきた。

「うわあああああああ...」


「うぅ...」

 夢か。

 体を起こし、会社に行く支度をした。


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大星 @bigworld

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