2日目

第14話 2日目出発!

 朝はホテルのバイキング。やや簡易的なところもあるがパンは毎朝手作りで焼きたてという。

 カレー、ミートソース、クリーム、トーストは流石に既製品出会ったが種類豊富でこんもりと詰んで持ってきた湊音はニコニコして満足げだ。


「もぉ、昨晩もあんなに飲んだり食べたりしまのによく食べれるわねー。しょい飯もあるのに」

 と茶碗にも滋賀の郷土料理、しょい飯がこんもりと。

「だってどれもこれも美味しそうだったもんー、それにしょい飯は郷土料理だしね。食べよ食べよ!」

 どう考えても周りからは休職中の人間には見えない、湊音。

 李仁はハイハイ、と手を合わせて食べ始めた。



 今のように朝ごはんをウキウキと子供のように食べている状態からいきなり反転してダークモードに陥ることもある。それはもう湊音自身の癖になっているため李仁は諦めきっている。


 湊音自身、ケロッとしているだがこれ以上清水との関係を深掘りしてこないのか、と李仁は思いながら朝ごはんを食べていた。


「今日も色々行こうね」

「……うん、そうね」


 

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