第2話 朽ちる

第2話「朽ちる」

雨が降り続く中、神倉家の家屋は静けさに包まれていた。昇る朝日の光が、カーテン越しに淡く漏れ、部屋を淡い灰色に染め上げていた。事故から一夜明けた朝、賢治はベッドの上で無気力に横たわり、暗い天井を見つめていた。心の中で渦巻く思いは、父との最後の瞬間がぼんやりとした霧の中に隠れてしまい、鮮明な記憶を取り戻すことができなかった。


賢治の目の前には、昨日の出来事の影響を引きずるかのように、散らかり放題の家の内部が広がっていた。床には散乱した家具や、破れた紙くず、衣類の山が無造作に放置されており、その乱れた光景は、家族の悲劇的な夜を物語っていた。母の清子は、涙をこぼしながらも必死に片付けを進めていた。彼女の手からは、無言のうちに片付けの動作が繰り返され、その目は何も見ていないかのように虚ろだった。


賢治は、そんな母親の姿をぼんやりと見つめながら、昨日の出来事を反芻していた。父との最後の言葉を何度も思い返すものの、その記憶は次第に曖昧になり、どんどんぼやけていくばかりだった。彼の心の中で、最後に交わした言葉が形を成さずに溶けていくような感覚が広がっていた。父の声がどんなだったかも、どのようにして話したかも、もはや定かではなかった。


清子は、家の片付けに加え、引っ越しの準備を進めるための支度をしていた。彼女は指先で無意識に皿を磨いたり、衣類を束ねたりしながらも、その表情にはどこか疲れ切った感が漂っていた。涙が頬を伝い、無心に物を運び入れる様子は、もはや機械的な作業に見えた。心の中で一体何を考えているのか、清子の内面は誰にも読み取ることができないままだった。


賢治は、そんな清子の姿をぼんやりと眺めながら、自分の感情の行き場がわからないまま、ただ時間が過ぎるのを待っていた。彼の心は父を失った痛みに沈み込み、生活の一部としての引っ越し作業さえも、彼にとってはただの背景に過ぎなかった。清子の涙や汗が、賢治には遠くの出来事のように感じられ、現実の重みが自分の中に沈み込む感覚があった。


清子は、時折立ち止まり、賢治の方を振り返りながらも、彼の状態に気づくことはなかった。彼女の中では、夫を失った喪失感と、これからの生活への不安が交錯し、心の整理がつかないまま、ただやるべきことをこなしているように見えた。賢治が虚ろな目でその様子を見つめていることに、清子はまったく気づいていなかった。


家の中の物が少しずつ整理され、賢治の部屋もまたその静けさを保っていた。賢治が使用していた机や椅子も、すっかり空っぽになり、これから新しい生活が始まるのだということを無言で示していた。その中で、賢治はただ一人、立ち尽くしながらも、内面では父との思い出が消え去るのをただ見守っているだけだった。


清子が片付けの最中に賢治の部屋にも足を運び、無言で物を運び出している姿が見られた。彼女の目には、賢治が無表情で座っているのがどうでもいいように映っていた。賢治の悲しみや混乱が彼女にとっては小さなものに思え、母親としての感情も薄れてしまっているようだった。


引っ越しの準備が進む中、清子は無意識のうちに賢治に対する配慮を欠いてしまっていた。彼女は、何よりも先に自分の感情を整理しなければならないと感じており、その結果として、賢治の心のケアが二の次になってしまっていた。賢治は、そんな母親の状態に対して何も言うことができず、自分の無力さをただ感じているだけだった。


一方、賢治の記憶は、徐々に薄れていく一方で、強く心に刻まれていたかのような感覚もあった。父との最後の言葉がどれほど重要だったかを理解しているが、その具体的な内容は次第に消え去り、漠然とした感情だけが心の中に残っていた。賢治は、自分の思い出を取り戻そうとする努力もむなしく、その過程で父の記憶が遠くへと逃げていくのをただ見守っているしかなかった。


清子の引っ越し作業が進むにつれて、家の中は次第に空虚になり、賢治の心の中にもその空虚さが映し出されるようになった。賢治は、その状況に対する感情を自分の中で整理することもできず、ただ時間が過ぎるのを待っているだけだった。彼の心の中で、父との思い出と、これからの生活への不安が交錯し、深い静寂の中でその混乱を抱えている状態が続いていた。


清子が賢治の様子に気づかないまま、片付けの手続きを進める中、賢治はただ一人、自分の心の中に沈む深い霧の中で漂っていた。彼の思い出は、次第に薄れていき、感情は冷たく切り離されていくのをただ感じているだけだった。賢治と清子の間には、無言の距離が広がり、これからの生活がどれほど厳しいものになるかは、まだ二人にはわからないままだった。


清子の涙が家の中に残り、賢治はその涙を遠くから見つめるだけで、その真意を理解することができなかった。彼の心の中には、父を失った痛みと、母親の無関心という二重の苦しみが交錯し、その中で彼自身がどのように生きていくべきかを模索するのが難しい状況が続いていた。賢治の虚ろな目は、家の中の乱れと、母親の姿をただ受け入れるだけの状態で、時間だけが淡々と流れていくのを見守っていた。




清子は、家の片付けに追われる中で、自分の携帯が震えるのを感じた。慌ただしい手を止めてスマートフォンを取り上げると、画面には「竹山 雅治」の名前が表示されていた。彼の名前を見るだけで、清子の心はわずかながら安堵の感情と共に動揺を覚えた。彼との関係は誰にも知られておらず、彼の存在が一瞬でも現実からの逃避を提供してくれることを彼女は知っていた。


清子は電話を取ると、竹山の優しい声が受話器の向こうから流れてきた。竹山は、清子に対して心からの慰めと励ましを送っていた。彼の言葉は温かく、心に響くようなもので、彼女が経験している辛さを共感しようとする気持ちが伝わってきた。しかし、清子の心には複雑な感情が渦巻いていた。竹山の言葉に一瞬だけ癒されるものの、夫を失った深い悲しみと、彼に対して抱いていた複雑な思いが絡み合って、彼女の心を占めていた。


竹山が言うには、「今はただ、あなた自身を大切にして」といったものだったが、清子にとってその言葉は深い反響を呼び起こした。竹山の優しさと、自分が抱える葛藤がぶつかり合い、彼女は一時的に心の安寧を感じながらも、自分の行動が夫に対してどれほど冷酷であったかという事実に直面しなければならなかった。彼女は自分の決断がどれほどひどいものであったのかを、心の奥底で感じ取っていた。


電話を切った後、清子は深いため息をつき、静かな部屋の中でひとり、思考の波に飲み込まれた。彼女は夫に対する複雑な感情を整理しようとするも、心の中に広がる混乱と虚無感をどうにかしようと必死だった。清子の心の奥底には、夫に対する申し訳なさと、自分自身の選択に対する後悔が渦巻いており、その感情の波が彼女を押し流していた。


その直後、清子の携帯が再び震えた。今度は、彼女の両親からの電話だった。画面には「飯島 五郎」と「飯島 貞子」の名前が並んでおり、その瞬間、清子の心には予感が走った。電話を取ると、彼女の両親の激しい声が受話器の向こうから聞こえてきた。彼らの言葉は痛烈で、清子が夫の最後を見届けなかったことを激しく非難していた。


清子は、両親の非難の言葉に耐えながらも、心の中で感情が崩れていくのを感じた。両親は、自分が夫の最後の瞬間を見届けなかったことに対して、あまりにも強い失望と怒りを感じており、その非難の言葉が清子の心を深く傷つけていた。彼女の心の中では、両親の期待に応えられなかった自分に対する自己嫌悪と、家族としての責任を果たせなかったことへの後悔が渦巻いていた。


両親は、彼女に対して「どうして病院に行かなかったのか」と問い詰め、清子が夫の最後を見届けなかったことをあらゆる角度から責め立てた。彼女はその声に耐えながらも、自分の選択がいかに間違っていたのかを痛感し、その反響が彼女の心に重くのしかかっていた。清子は、自分の中に抱え込んでいた感情の全てを、両親に対する言い訳として反芻しながらも、その正当性が乏しいことを理解していた。


電話を切った後、清子は自分がこれまでの人生でどれほどの失敗をしてきたのか、そしてどれほど多くの人々に対して失望させてしまったのかを改めて実感した。彼女は、夫との関係が複雑であったこと、そしてその結果として夫の最後の瞬間に立ち会うことができなかった自分を、深く恥じる気持ちでいっぱいになっていた。


清子は、感情があまりにも混乱しすぎて、何も手につかない状態に陥っていた。家の中での片付けも進まないまま、彼女はただひとり、自分の心の中に沈み込んでいるだけだった。彼女の心には、夫との思い出が曖昧なままに残り、そのことが彼女の心に深い傷を刻み込んでいた。


清子は、自分の心の中に広がる苦しみと後悔の感情をどうにかしようとするも、その感情の深さと複雑さに圧倒されるばかりだった。彼女は、夫との最後の瞬間を共有することができなかった自分自身を責め、両親の期待に応えられなかったことに対する自分自身への失望感を抱えながら、ただただ虚ろな気持ちで過ごしていた。心の中での葛藤と痛みが、彼女の周りの現実をもぼんやりとさせ、何も手につかないままの状態が続いていた。


清子の中に流れる涙は、自分自身の選択の結果としての痛みを象徴しているかのようだった。彼女の感情は、夫を失った悲しみと、両親からの厳しい非難の中で複雑に絡み合い、その結果として彼女の心は深い暗闇に包まれていた。清子は、自分の心の中でどれだけの苦しみを抱えているのかを自覚しながらも、その感情をどうにかすることができずにただ過ぎゆく時間を見守るしかなかった。



事故から数日が経過し、賢治は新しい生活を始めることになった。彼の家族が住んでいた八幡浜市の港町から、母親の山奥にある実家、飯島家へと移ることになり、賢治の心と身体には大きな変化が訪れていた。新たな環境への適応は容易ではなかったが、賢治はそれに抗う力を持たないまま、日々を淡々と過ごすだけだった。


移り住んだ先は、緑豊かで静かな場所だった。清子の両親、飯島五郎と飯島貞子が暮らす家は、古くから地域に根付いた伝統的な家屋であり、広々とした庭と落ち着いた雰囲気を持っていた。賢治にとっては、これまでの慌ただしい生活から一転し、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚だった。特に、父の死という衝撃的な出来事からまだ立ち直っていない彼にとって、この新しい環境はどこか冷たいものに感じられた。


賢治が実家に到着した日、彼はその変わり果てた自分の姿を鏡で見つめることが多くなった。以前の彼は、反抗的で自己主張が強い中学生として、学校でも目立つ存在だった。しかし、父の突然の死と、それに伴う環境の変化が彼を内向的で消極的な人物へと変えた。鏡に映る自分の表情は、以前の自信に満ちた姿とは異なり、どこか曇りがちで不安定なものになっていた。


清子の実家での生活は、賢治にとってまったく新しいものであった。彼が持っていた個人的な空間は消え、代わりに広々とした部屋が与えられたものの、その部屋の中で賢治は孤独を感じていた。家族と過ごす時間も少なく、彼の心の中には深い空洞が広がっていた。そのため、彼は家の中でもほとんど無口で、外の世界から遮断されたような感覚に襲われていた。


清子は、賢治の新しい生活に対してできる限りのサポートをしようと努力していたが、自身の心の中の葛藤にどう対処すべきかが分からず、彼を支えることに難しさを感じていた。彼女は、夫の死による喪失感と自分の内なる罪悪感に押しつぶされそうになりながらも、賢治のためにできることを模索していた。しかし、彼女自身がまだ立ち直っていないため、賢治の心の痛みを完全に理解することはできなかった。


賢治が新しい生活に適応する過程で、彼の内面の変化は外見にも現れていた。以前は活発で自己主張の強かった彼が、今では周囲と距離を置き、無言で部屋に閉じこもることが多くなった。彼は新しい環境に対して興味を示すこともなく、ただただ時間が過ぎるのを待っているように見えた。彼の目には、以前の輝きは消え、どこか陰鬱な雰囲気が漂っていた。


賢治の内面の変化は、周囲の人々にも気づかれていた。飯島五郎と飯島貞子は、賢治の変わり果てた姿に心を痛めていたが、どう接するべきか分からずに戸惑っていた。彼らは、賢治が新しい環境に馴染むのを助けたいと考えながらも、賢治の心の奥底に潜む痛みや不安にはどうしても触れることができなかった。そのため、彼らの支援はどこか無力に感じられ、賢治の心に深い傷を残す結果となっていた。


清子の両親は、賢治の心のケアを優先しようとする一方で、清子自身の状態も心配していた。彼女は夫の死による悲しみと罪悪感に苛まれており、その心の痛みが彼女の行動にも影響を与えていた。彼女は、賢治に対して積極的に支援しようとするものの、自身の感情をうまく処理できていないため、十分なサポートを提供することができなかった。


賢治は、父の死とその後の環境の変化によって、自分の中での感情のバランスを失い、内向的な性格へと変わっていった。彼は、何もかもが変わってしまったと感じながらも、その変化に対する適応力を持たず、ただ時間が過ぎるのを待っているだけだった。彼の心の中には、失われたものへの哀愁と、これから先の不安が交錯し、その結果として彼の生活は暗いものとなっていた。


新しい生活における賢治の内面の変化は、彼がこれからどのように成長し、立ち直っていくのかを決定づける重要な要素であった。彼がどのように自分の感情と向き合い、過去の出来事から学び取るのかが、彼の未来に大きな影響を与えることは間違いなかった。賢治は、これからの生活の中で、自分自身と向き合いながら、徐々に新しい環境に適応していく必要があると理解していたが、そのプロセスはまだ始まったばかりであった。



賢治が新しい生活を始めた学校では、彼の変化が周囲に強く影響を与えていた。以前はその反抗的な態度と自己主張の強さで周囲に存在感を示していた彼が、突然の父の死とそれに伴う環境の変化で内向的になり、学校生活にも深刻な影響を及ぼしていた。


学校に通う賢治の姿は、以前の元気で明るいものとは一変していた。彼は、学校に着くや否や、教室の隅にひっそりと座り、周囲の生徒たちとほとんど関わることがなかった。その静かな態度と、自らの内面の葛藤が交錯する中で、彼はまるで誰とも接触しないように見えた。彼の内面の変化は、他の生徒たちにも敏感に伝わり、彼の変化が学校でのいじめに繋がる要因となった。


彼の元々の友人たちは、賢治が以前のような元気さを失ってしまったことに困惑し、また彼の新たな態度に戸惑っていた。彼らは賢治の変化に対して心配を抱きながらも、どのように接するべきかがわからず、その結果、賢治は孤立していった。初めは友好的だった仲間たちも、次第に賢治の変わり果てた姿に引き寄せられず、彼の変化を受け入れることができなかった。


この孤立は次第にいじめへと変わっていった。賢治が教室で物静かに座っていると、いくつかの生徒たちが彼のことを揶揄するようになり、彼の前にわざと物を投げたり、冷やかしたりするようになった。賢治はその度に顔を赤らめ、無言で耐えた。彼の心の中では、そのような言動が彼の痛みをさらに深めるだけであり、どうしようもない無力感に苛まれていた。


放課後になると、賢治は一人で帰宅することが多くなり、その帰り道には誰も彼を待っていなかった。彼の内面に溜まった孤独感と痛みは、彼をさらに沈み込ませていった。彼が帰宅する家は、静寂が支配する場所であり、彼の内面の暗さをさらに強調するものだった。


家に帰ると、賢治は無言で部屋に入ると、ただぼんやりと過ごす時間が始まった。家の中は、彼が以前住んでいた家とは異なり、家族の温かさを感じさせるものではなかった。家具や装飾品が整然と並べられていたものの、どこか冷たい印象を与えており、賢治の心の痛みを和らげることはなかった。


賢治が帰宅すると、彼はまず自分の部屋に閉じこもることが多かった。部屋の中は、彼の個人的な空間であり、彼の内面の反映となっていた。部屋の壁には、彼が持っていた趣味のポスターや写真が貼られており、その中には以前の楽しかった思い出が映し出されていた。しかし、今ではそれらのポスターや写真も、彼の痛みを象徴するものに変わってしまっていた。


賢治は、部屋に入るとまずは何もせずに座り込むことが多かった。彼の視線は、無意味に壁の一角を見つめ、まるで何かを探しているかのような雰囲気を漂わせていた。彼は時折、部屋の中を徘徊し、物を手に取ってはすぐに置くという行動を繰り返すこともあった。その様子は、彼の心の中で起こっている混乱を反映しており、何をしても心が落ち着かない様子が伺えた。


夕方になると、賢治は家の外に出て遊ぶこともあったが、その遊びもどこか暗いものだった。彼は公園や近所の空き地で一人で過ごすことが多く、他の子供たちと遊ぶことはほとんどなかった。彼が遊ぶ様子は、以前のような楽しさを感じさせるものではなく、むしろ無理やり活動しているかのように見えた。彼は、ひたすらボールを蹴ったり、砂場で手を動かしたりするだけで、遊びの中に喜びを見出すことはできなかった。


賢治が家に帰ると、そのまま部屋に戻り、再び黙って過ごす時間が続いた。彼は時折、自分の部屋にある机に向かって何かを書いたりすることもあったが、その内容はほとんどが暗い思い出や感情の吐露であった。彼が書いたものには、父への思い、父の死に対する無力感、そしてこれからの不安が詰まっており、それらの感情が彼の心をさらに圧迫していた。


夜になると、賢治は布団に横たわりながらも、眠りにつくことは難しかった。彼の心の中には、日中の出来事や思い出が渦巻いており、それらが彼を眠りから遠ざけていた。彼は目を閉じては再び開け、時計の針が進むのを無感動に見つめていた。その間にも、彼の心の中では様々な考えや感情が交錯し、彼の睡眠を妨げる要因となっていた。


賢治の学校生活と帰宅後の様子は、彼が直面している内面的な変化を深く反映していた。彼の心の中には、父の死という深い傷と、それに続く環境の変化が絡み合い、彼の生活に暗い影を落としていた。彼は新しい環境に適応しようとする一方で、その適応の過程で直面する困難や孤独感に悩まされていた。彼の内面の葛藤は、彼の生活全般にわたって影響を与え、彼の心の中に深い傷を残していた。



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