第三話 ク⚪ニはよ!?
三里亜「…お兄、ちょっと良い?」
「ん~?なんだよ妹よ」
三里亜「秀世にちゃんとクン⚪してる?」
「げほっ!げほっ!げほっ!」
…な!
「何を言ってるんだよ、このビッチ!」
三里亜「あ~そういうの良いから」
お前…本当、数ヶ月のヨーロッパで何して来ちゃったの?辛辣だけどウブだった俺の可愛い妹はどこ行っちゃったの?
三里亜「…幻想!」
「…」
三里亜「この間、秀世がフェ⚪チオの件であんまり初々しいこと言うからさ」
…うん、秀世ちゃん、泣きながら飲んでたよ。誰かと誰かのせいでさ!
三里亜「心配した南ちゃんが、秀世の感度チェックをしたのさ」
「何してくれてんの!?」
三里亜「…そしたら南ちゃんが『まずいわね…汚れてるわ』って」
「な…何が…」
三里亜「…お豆剥いたら恥垢まみれだったって!」
「本当に何してくれてんの!?」
何なのそれ…俺たち夫婦ってみんなの玩具なの?
三里亜「何言ってんのよ。あたしたちは二人の幸せを祈ってんのよ」
「大きなお世話だっ!!」
ゼ~ゼ~と肩で息を切らす実の兄妹。
三里亜「…で?」
「い…言うか~!」
三里亜「…あっそ」
ちょっと待て、三里亜!その携帯電話は何だ!?
三里亜「南ちゃんを呼ぶっ!」
「分かった~ちょっと待てっ!!」
―
―
「一回やろうとしたんだよ。そしたら秀世ちゃんすんごく恥ずかしがって…」
三里亜「…まあそんなことだろうと思ったわ」
三里亜「…ねえ、秀世って超超超絶美少女なんだよ?分かってる?」
「…分かってるよ」
三里亜「あんまり…余裕噛ましていると…そのうち寝取られちゃうかもよ?」
「どういう意味だよ」
三里亜「末永く満足させてやんなさい…ってこと」
「…」
三里亜「んもう!!ニブチンだなあ…お兄!…これ、この間の南ちゃんの感度チェックの際の秀世の嬌声録音データ!」
―
―(R15ではとても書けないような秀世ちゃんの嬌声が流れたと思いねえ)
―
三里亜「感想は?」
「凄い…」
三里亜「…まあ、女の子は愛する人の前では恥ずかしがって声を抑えるとは思うけどさ。我を忘れればお嬢様の秀世だってこんなものなんだって」
「…どうすれば良い?」
三里亜「だからまずはク⚪ニだって」
「…」
三里亜「南ちゃんが身体に教え込んだからさ」
「…」
三里亜「最初の恥ずかしいところをと突破すればさ」
「…それが問題なんだって」
三里亜「んじゃそんなお兄にプレゼント。あたしたちのお古だけど」
目隠しと…両手の拘束具?
三里亜「しょうがないよ。最初は強引に…やっちゃえ!」
この日の夜、若奥様の甲高い悲鳴とともに、一組の若夫婦に一瞬亀裂が入ったがその後とても仲良くなったらしい。
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