子護りのミノタウロス娘 カミス(魔法少女編)
「グワッ! グワッグワッグワッ! グワッ! 」
路地花は、水の碇を左右に避けて、ドアと壁に間に逃げる。
「逃げたか、人間! 」
ジャスは、白い翼を羽ばたかせて外へ出た。
「待ってろ人間! ううん? 」
外に出た、ジャスは下を見た。
何と、ミノタウロスの親子と魔法少女がいるではないか。
「人間だけでは、ないのか! 」
ジャスが油断した、その時。
「ブラックジャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァック! 」
「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
路地花の肩掛けショルダーバッグがジャスに命中。
「路地花、ナイスブラックジャック! 」
二人が落ちている間に、アルゴまたも新しい魔法を使う。
「レベル10鶏と林檎! 」
ビュンッビュン!
ドオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!
「ぐふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
長屋の向かい合った犬小屋と路地花の位置が入れ替わった。
それにより、ジャスは犬小屋の下敷き。
ブシャァッ!
「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……ぐふぅ…………………………」
ジャスは、血を吹き出して気絶した。
「ふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ…………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………またワープしちゃったぁぁぁぁぁ…………はぁ………………酷いよ、アルゴ。あたしは、ただの道具じゃない! 」
「路地花、おかえり! あたしの新しい魔法見た? 」
「聞いてないし。それより、新しい魔法? 今のキャスリングマジック? 」
「ううん。今のは、鶏と林檎」
「キャスリングマジックとはどう違うの? 」
「キャスリングマジックは、くっついてないもの同士を入れ替える。鶏と林檎は、くっついてないものとくっついているものを入れ替える魔法よ」
「くっついているもの同士を入れ替えることも出来るの? 」
「まぁ、『鶏と林檎』と言う名前だから、無理でしょう」
「鶏は木にならないからくっついてないもの、林檎は木になるからくっついてものなのね」
「そうなるわね。とにかく、船着き場に行きましょう! 」
「え? 地図覗かれちゃった? 」
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